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2点ビハインド跳ね返すも…終了間際のセットプレーに屈した高松商「簡単にやられてしまった」

ゲキサカ / 2018年1月1日 7時30分

惜しくも競り負けた高松商高

[12.31 全国高校選手権1回戦 仙台育英高3-2高松商高 ニッパツ]

 激しい追撃で勝利濃厚ムードの相手を追い詰めたが、後半アディショナルタイムのセットプレーに屈した。全国高校選手権1回戦、仙台育英高(宮城)に競り負けた高松商高(香川)の川原寅之亮監督は試合後、「前半はあまりにサッカーをさせてもらえなかった」と敗因を述べた。

 前半は仙台育英のセットプレーに苦しんだ。前半5分、左サイドのFKをDF石川巧実(3年)がゴール前に蹴り込み、相手クリアミスをFW佐藤一輝(3年)がワンタッチでゴール。さらに同アディショナルタイム1分、石川の右サイドFKからMF佐藤圭太(3年)がつないだボールを、再び佐藤一が頭で押し込み、2点をリードされた。

「セットプレーの失点は想定していたが、簡単にやられてしまった」。そうやって前半を振り返った指揮官はハーフタイム、「やることを徹底しよう」と選手たちにゲキを飛ばす。「あれで火が付いた。このままじゃ香川に帰れない」と奮起したのは主将のDF三原貫汰(3年)。そんな言葉どおり、後半は主導権を奪い返した。

 すると後半11分、MF中野瑛登(3年)のドリブルシュートで1点を返し、同18分にはこぼれ球に反応した途中出場FW横内和眞(3年)が決めて同点に。前半は渋い表情だった指揮官も「追い付くまでは高商のサッカーを出せた」と称える内容で、終盤戦を2-2迎えることとなった。

 もっとも、その結末は非情だった。「PK戦には自信があった」という高松商高を尻目に、仙台育英は後半アディショナルタイム3分、DF貝森海斗(3年)がFKをゴール前に配給。相手の最終ラインとの駆け引きして飛び出した佐藤一が、三たび高松商ゴールをこじ開けることに成功し、そのままタイムアップを迎えた。

「最後はセットプレーでやられ、甘さが出てしまった。これが全国大会ということでしょうね。最後まで守り切ることができない」。川原監督は試合後、そうやって少しうつむきがちに話した。奇しくもこの試合で喫した失点は全てセットプレーが起点となり、「ずっと課題にしてきたんですけど、そこで失点してしまった」と難しい試合に。「もう1点を取るところまで行きたかった」という心残りは、後輩たちが引き継いでいく。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 竹内達也)
●【特設】高校選手権2017

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