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ラストプレーで追いついた一条が2年連続16強!桐蔭学園は2度のリード守れずPK戦で散る

ゲキサカ / 2018年1月3日 14時32分

粘り強い戦いぶりで同点に持ち込んだ一条がPK戦を制した

[1.2 全国高校選手権2回戦 桐蔭学園高2-2(PK2-3)一条高 等々力]

 第96回全国高校サッカー選手権は2日、2回戦を行い、等々力陸上競技場の第1試合では桐蔭学園高(神奈川)が一条高(奈良)と対戦した。ラストプレーで2-2に追いついた一条がPK3-2で競り勝ち、2大会連続の16強入り。一条は明日3日の3回戦で米子北高(鳥取)と対戦する。

 2回戦からの登場となった両者の対決。14年ぶりの出場となった桐蔭学園は10番を背負うMF千葉恭馬(3年)が右膝前十字靭帯断裂で手術に踏み切り、大会への出場を断念した。神奈川県予選決勝で退場となったDF原川凌太朗主将(3年)を出場停止で欠場。エースと主将を欠いたが、桐蔭学園がカウンターから先手を取った。

 前半13分、MF目黒雄大(3年)の縦パスを受けたFW森山翔介(3年)が右サイドからドリブルで持ち上がり、そのままエリア内に進入。GKとの1対1から右足を振り抜くと、ブロックに入った一条DF生成光(3年)に当たってコースが変わったボールがゴールマウスに吸い込まれた。

 失点に絡んだ主将の生成は奈良県予選初戦東大寺高戦(4-0)で右膝前十字靭帯を損傷。負傷離脱から先発入りに漕ぎ着けたが、前田久監督は「ブロックが万全じゃなかった。キャプテンがいてくれると選手には落ち着きを与えるけど、20分を過ぎるとキツい」と判断。前半20分で生成を下げ、DF奥井瑞樹(3年)をCBに投入した。

 桐蔭学園のボランチコンビ、MF金子大樹(3年)とMF宍戸晃瑶に中盤で潰され、チャンスをつくれない一条。ファーストチャンスは前半25分、右45度の位置からFW竹島玲太(3年)が右足シュート。これは惜しくもゴール左に外れ、その後もなかなか相手の守備網を破れず、攻め込まれる時間帯が続いた。

 1-0で前半を折り返した桐蔭学園は後半開始と同時にDF内田脩平(3年)を下げてDF岩本卓也(3年)を投入。すると、反撃に出た一条は後半立ち上がりの同3分に試合を振り出しに戻す。後方からのロングフィードに抜け出し、右サイドをえぐったMF中井一尭(3年)が角度のない位置から右足を振り抜くと、GKの頭上を抜いたボールがネットを揺らした。

 1-1に追いつかれた桐蔭学園は2枚目の交代カードを切り、MF平田一真(3年)に代えてMF瀬賀凛太郎(2年)を投入。瀬賀は2トップの一角に入った。瀬賀、MF若林龍(2年)がスピードに乗ったドリブル突破で相手のマークをはがしてチャンスを増やすと、鮮やかな崩しで一条の粘り強い守備を打ち破った。

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