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「場馴れしている」2トップが躍動!6ゴールの大阪桐蔭、羽黒下して初の3回戦へ

ゲキサカ / 2018年1月2日 22時9分

ゴールラッシュの幕開けは今岡陽太のボレーから

[1.2 全国高校選手権2回戦 大阪桐蔭高6-0羽黒高 味フィ西]

 2回戦からの登場となる大阪桐蔭高(大阪)と羽黒高(山形)による一戦は、6-0で大阪桐蔭が圧倒。優勝候補の一角が順当にベスト16入りを決めた。

 開始3分、DF加藤宙(3年)のFKの流れから、MF北田大亜(3年)が頭で前につなぐとFW今岡陽太(3年)が右足でボレー。大阪桐蔭が早々と先制すると、その後は攻めては多彩なパスワークで、守っては素早い寄せで羽黒を寄せ付けない大阪桐蔭が圧倒。しかし得点は、再びセットプレーから生まれる。31分、この試合最初のCKを得ると、FW菊井悠介(3年)はニアに鋭いボールを入れ今岡が頭で合わせると、相手DFに当たってオウンゴールに。

 7分後には再び左CK。菊井は同じようにニアに蹴り込むと、ボールはそのまま羽黒ゴールに吸い込まれる。そして、前半終了間際の40分、菊井がGKの位置を見極めてロングシュート。GK小玉太一(2年)は反応するが、ゴール前につめていたMF西矢健人(3年)がこぼれ球を押し込んで4-0。大阪桐蔭が大量リードを奪って最初の40分を終えた。

「あと40分あるし、何が起きるかわからないのがサッカーだから」と永野悦次郎監督がハーフライムに締め直して送り出された大阪桐蔭イレブン。後半4分には今岡がPKを沈めて加点する。

「スイッチが入った」(本街直樹監督)という羽黒は後半から運動量を上げてボールを積極的に奪いに行く。シュート0本に終わった前半から一転、ゴールも果敢に狙い、ショートコーナーからFW鈴木雅也(3年)のシュートが大阪桐蔭ゴールを襲うが、GK藤本諒哉(3年)が弾き出してゴールを許さない。

 次々と交代カードのカードを切った大阪桐蔭は、183cmのFW木村勇大(2年)が長身を活かした懐の深いキープとドリブルでリズムをつくると、26分に左サイドをドリブルで切り裂いて菊井のゴールをお膳立て。大量得点で同校初となる3回戦進出を決めた。

 今岡と菊井が2点ずつ奪い、その他の2点も演出。「場馴れしている」(永野監督)2トップの大活躍で6得点を奪うことができたが「中盤と後ろが固かったなと。ビックリするくらい」と、永野悦次郎監督にとっては決して満足できる内容ではなかった。目指すはプレミアリーグ参入戦の流通経済大柏高(千葉)戦。インターハイ王者相手に惜しくも敗れたが、PK戦まで持ち込み互角の勝負を演じ「みんながひとつになって戦えた」と指揮官も満足のいく一戦だった。緒戦のプレッシャーから解放されたイレブンはらしさを取り戻し頂点へと駆け上がることができるかーー、続く3回戦では明秀日立高(茨城)と激突する。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 奥山典幸)●【特設】高校選手権2017

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