[MOM2408]長崎総合科学大附DF嶋中春児(3年)_“徹底してついて行け”、MF郷家封じのマンマーク完遂!
ゲキサカ / 2018年1月4日 0時15分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.3 全国高校選手権3回戦 青森山田高0-1長崎総合科学大附高 フクアリ]
ここまでの2試合はFW起用。しかし、この試合で託された役割は相手キーマンへのマンマークだった。長崎総合科学大附高DF嶋中春児(3年)は3回戦の青森山田高戦、MF郷家友太(3年)への密着マークを徹底。J1神戸への加入が内定しているアタッカーに目立った働きをさせず、史上初のベスト8進出に大きく貢献した。
「今日は徹底して郷家について行け」――。3回戦の試合前、小嶺忠敏監督はフィジカル自慢の背番号5に対し、そのような重大ミッションを託した。もともと複数ポジションをこなせる選手ではあるが、ここまでの2試合は2トップの一角で出場。本来は「守備より攻撃のほうが好き。FWはワクワク感がたまんない」というタイプであるだけに、突然の要求だった。
しかし、迷いはなかった。「この試合では、そこが一番のキーポイントになるというのは分かっていたので、今日は地味でも良いからつぶそうと思いました」(嶋中)。百戦錬磨の指揮官に言われた瞬間、守備に徹することを心に決めて、チームの歴史を変える試合に臨んでいった。
そんな決意のとおり、エンジとイエローの『5』は前半の立ち上がりから、常に緑の『10』と共にあり続けた。2人が離れるのは郷家がロングスローを投じる時だけ。序盤のうちに意図は理解されるに至り、「マンマーク?」と苦笑いで尋ねてきたそうで、「されること分かってたでしょ」と返したという。
そんなハードマーカーの活躍が光って、試合は長崎総附が1-0で勝利。試合中には郷家が危険なパスを出す場面もあり、完璧に抑えるとまではいかなかったが、空中戦やシュートという長所はほとんど封じ切り、「良さを潰すことはできたし、相手にとって嫌なプレーはできたと思う」と満足そうに振り返った。
チームにとって未知となる準々決勝の相手は流通経済大柏高。夏の総体では1-2で敗れ、センターバックで出場した嶋中は失点につながるPKを与えてしまった悔しい記憶の残る相手だ。「リベンジできるのはうれしい。みんなが100%の力を出し切って、思い切りやるしかない」と意気込む18歳は、「出られるならどこでも良い」とあらゆる任務を遂行する構えだ。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 竹内達也)
●【特設】高校選手権2017
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