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[MOM2409]米子北MF高橋諒(2年)_40分で3点に絡んだスーパーサブ、大舞台で満点回答

ゲキサカ / 2018年1月4日 2時49分

MF高橋諒(2年)が途中出場で躍動

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.3 高校サッカー選手権3回戦 一条高0-3米子北高 等々力]

 2年生スーパーサブが大舞台で輝いた。スコアレスで折り返した後半、米子北高(鳥取)・中村真吾監督から「点を取れ」と送り出されたMF高橋諒(2年)が40分間で全3ゴールに絡む活躍を見せた。

 投入後わずか3分、高橋が左足シュートを放ったこぼれ球から先制点が生まれると、後半31分には自らゴールを陥れた。カウンターからドリブルで駆け上がったMF馬場琢未(3年)を追う形で猛然と走り込み、PA内で受けたラストパスを冷静に右足シュートを流し込んだ。

 勝負を決定づける2点目は記念すべき選手権初得点。「めちゃくちゃうれしいです」。格別の喜びを噛み締めた高橋は最後まで足を止めず、後半40分にはダメ押し3点目の起点にもなった。「こういうときに仕事をしてくれるかなという期待をして出した」という中村監督の期待に満点回答。選手権のプレッシャーにも慣れ、「1、2試合目よりも緊張せずにプレーできて、シュートも打ててよかった」とチーム最多4本のシュートを放った。

 柔らかいボールタッチ、足元の技術が魅力だが、走力にも磨きをかけてきた。「米子北は後半に自信を持っている。最後まで走れるからです」。全学年が練習終わりに150mのダッシュを10本。試合翌日には連戦を想定し、2時間ほど走り込む。「プレミアでも最後に強い」と、走り負けない戦いぶりに自信を深めている。

 努力が実を結び、米子北の歴史を塗り替える同校初のベスト8。鳥取県勢としても8強は92年度大会の米子東以来、25年ぶりの快挙となった。昨年度のチームは総体8強、プリンスリーグ中国優勝、プレミアリーグ昇格を果たした世代だが、選手権では佐野日大に敗れ(0-1)、2回戦敗退。「先輩たちがとても強かったので、自分たちが超えられたのが信じられない」と笑顔を弾けさせた。

 憧れるのはFW本田圭佑(パチューカ)のように勝負強さを持った選手。W杯など、大舞台で輝きを放ってきた本田の「強い気持ちを持って、ここぞという場面で点を決める勝負強いところ」を尊敬している。米子北、鳥取県勢の歴史を塗り替えるベスト4へ。「次も途中出場だと思うけど、流れを変えて、次も自分が決めて勝ちたい」と意欲を燃やした。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2017

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