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「全国屈指のDF陣」に鍛えられ…インハイ得点王の前橋育英FW榎本に待望の一発

ゲキサカ / 2018年1月5日 22時2分

ハイボールに競る前橋育英FW榎本樹(2年)

[1.5 全国高校選手権準々決勝 米子北0-3前橋育英高 駒沢]

 インターハイ得点王が本領発揮だ。前橋育英高(群馬)は1-0の前半27分、DF渡邊泰基(3年)が左サイドを縦に仕掛けてグラウンダーのクロス。GKが弾いたボールをFW榎本樹(2年)が右足で押し込んだ。

「GKがこぼしたところに詰められた」という追加点が榎本にとっては今大会初ゴール。夏の全国高校総体では5ゴールを記録し、大会得点王に輝いた186cmの大型ストライカーに待望の一発が生まれた。

 2トップを組むFW飯島陸(3年)は2回戦で4ゴールをマークするなど今大会通算5得点。裏への飛び出しを持ち味にするエースを生かすターゲットマンは練習の中から自身の力を磨いてきた。

 前橋育英の4バックは全員が前回大会の準優勝をレギュラーとして経験。センターバックのDF松田陸(3年)はG大阪入団、左サイドバックの渡邊も新潟入団が内定している「全国屈指のDF陣」(榎本)だ。彼らと練習から厳しく競り合い、「刺激をもらってレベルアップしようと思っている」と、鍛えられてきた自負がある。

 実際、鉄壁の守備陣はこの日も被シュート4本に抑える完封勝利。これで3試合連続の無失点で、県大会から7試合連続のクリーンシートとなった。「DFラインはすごい選手がそろっているし、相手も嫌だと思う。僕も前にいて安心する」という先輩たちに支えられ、2年生FWは準決勝、決勝でも貪欲にゴールを狙っていく。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 西山紘平)
●【特設】高校選手権2017

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