3回戦敗退の前回王者アーセナル、スタンド観戦のベンゲル「今日は罰を受けた」

スタンド観戦のアーセン・ベンゲル監督

　アーセナルは7日、FA杯3回戦でノッティンガム・フォレスト(2部相当)と対戦し、2-4敗れた。アーセン・ベンゲル監督が3回戦敗退を悔やんでいる。クラブ公式サイトが伝えている。

　3日のチェルシー戦から9人を変更し、10代の若手も起用したアーセナルは、先制されながらも前半23分にDFペア・メルテザッカーがゴールを決め、同点に追いつく。だが、44分にミスから勝ち越されると、後半19分にはDFロブ・ホールディングがPKを献上し、1-3。34分にはFWダニー・ウェルベックが追撃弾を決め、相手に退場者も出たが、40分にDFマチュー・ドビュシがPKを与えてしまい、2-4で敗れた。

　審判団に対して不適切な言動があったとして、3試合ベンチ入り禁止処分を受け、この日はスタンド観戦となったベンゲル監督は、「ノッティンガムの卓越したパフォーマンスを祝福したい。勝利に値していると思う。シンプルな話だよ」と相手を称えた。

「FA杯が団結を示す絶好のチャンスだった。それに加えて、我々は同点に追いついた後にミスを犯さないことが重要だった。それが失望している理由だ。試合中、何度も同じミスを繰り返していた。だから今日は罰を受けた。このレベルではミスを重ねる余裕などない」

　アーセナルはプレミアリーグ制覇こそ遠ざかっているが、FA杯は直近4シーズンで3度制していた。前回王者の敗退は、「とても痛い。ただ、毎年の様にFA杯で優勝することは難しい。厳しい競争があるからね。だけど、3回戦敗退は痛すぎるね」と早期敗退を嘆いた。
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