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U-21代表MF神谷優太が抱える“不安”「どうしようって思う」

ゲキサカ / 2018年1月14日 16時11分

U-21日本代表MF神谷優太(愛媛)

 チームの先頭に立つ男だ。AFC U-23選手権で2連勝を飾って早々とグループリーグ突破を決めたU-21日本代表のキャプテンを務めるMF神谷優太(愛媛)は、2試合連続フル出場を果たしてチームの勝利に貢献。ピッチ上で90分間走り抜け、勝利への執念を見せ続ける男だが、実は一つの不安を抱えていた――。

 第2戦タイ戦翌日、先発組の神谷は軽めの調整となったが、練習中にはMF井上潮音(東京V)とともに、森保一監督と“青空ミーティング”を行うなど、指揮官、そしてチームメイトとのコミュニケーションを深めている。2試合を終えての手応えは、指揮官が求めているものを「少しずつできていると思う」。だが、「監督が求めているものはもっと上のもの。僕らのサッカーの知識や技術では全然足りないので、練習しながらやっていきたい」と森保監督が描くサッカーを体現するためにも、日々成長していこうとしている。

 今大会はキャプテンを任されたが、「特に変わらない」とあくまで自然体。当然、「プレッシャーや責任感はある」ものの、「それをどれだけ楽しめるか。どんどんチームを引っ張っていかないといけないと思う」と前向きに取り組んでいる。

 16年に青森山田高から湘南に加入した神谷は今季、愛媛に期限付き移籍。新体制と背番号はすでに発表されており、神谷は背番号10を背負うことになった。チーム関係者から連絡を受けて「10番で良いか」と伝えられた際、「もちろんです」と答えたようで、「ちょうど良いと思った。やっぱり、背負いたいし、背負わないと。そういう存在になっていかないといけないと思っているので、10番で良かった」と覚悟を持ってエースナンバーを背負う。

 しかし、すでにチームは始動しており、遅れての合流には不安もあるようだ。自身にとって初の移籍、そして知り合いもいないようで、「めっちゃ不安ですよ」と苦笑。「チームメイトの名前を覚えないといけないですよね。皆が仲良くなってきていると思うし、輪に入れなかったどうしようって思う…めっちゃ気にしますよ、そういうの(笑)。俺からは怖くて連絡ができないので、誰か早く連絡をくれないかなって思っています」と懇願した。

 だが、まずは目の前の大会、そして試合に向けて集中する。「もっともっと一日一日を大事にしていかないといけない。その一日が、U-20W杯のときみたいに落ちるか、落ちないかの差になっていくと思う。先は長いけど、今から集中していかないといけない」と視線を上へと上げる。一つでも上に勝ち上がり弾みをつけ、新天地に向かいたいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)●AFC U-23選手権2018特集ページ

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