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GK宮崎にとってこの1年は「足りなかったことが多かったこと」が学びに。イタリアでも学んで将来に繋げる

ゲキサカ / 2018年1月25日 16時56分

リーダーシップを取って、チームに指示を出していたGK宮崎浩太朗(大宮ユース)

[1.24 練習試合 NIKE NEXT HEROプロジェクト選抜 11-1 ASヴィズノーヴァ]

 悩み、悔しい思いをしてきた1年間を将来に繋げる。「NIKE NEXT HEROプロジェクト」イタリア遠征メンバーのGK宮崎浩太朗(大宮ユース3年)は24日、インテル系列のASヴィズノーヴァとの練習試合に先発出場。味方が圧倒的に押し込む中でプレー機会はわずかだったが、相手のセットプレー含めてしっかりと対応し、前半の45分間を無失点で終えてGK梅田透吾(清水ユース2年)にバトンを繋いだ。

 宮崎は「ボールが来なくてもやれることはたくさんあると思う。(GKコーチの)佐野さんの話にもあったように、リスク管理を徹底して、DFとコミュニケーション取れてやれたので退屈ではあったかもしれないですけれども、収穫はありましたね。みんなセレクトして選ばれた選手なので、自分が言わなくてもベースのところはやってくれている。DFラインの幅だったり、スライドの距離だったり細かいところだけ言えば大丈夫だった」と45分間から学び、無失点で終えたことを喜んだ。

 佐野智之GKコーチ(JFAアカデミー福島)も「向上心があって、マジメです。きょうの試合でも(リーダーシップを取って)セットプレーをしっかりやろうと共有したり、ボールは来ないけれども、しっかりとDFに声を掛けていた」と評価。細かな技術面ではまだまだ向上の余地があるが、現在の課題にしっかりと向き合っているGKは、イタリア初戦でまた一つ学んで終えることに成功した。

 2年時から大宮ユースのゴールを守る宮崎は17年、チームの主将に。プレミアリーグEASTでは対戦相手の監督に評価されて「NIKE NEXT HEROプロジェクト」ポイントを重ね、イタリア遠征メンバーに選出された宮崎だが、チームとしては結果が出ずに残留圏8位の浦和ユースと勝ち点2差の9位でプリンスリーグ関東降格の憂き目に遭っている。

 ビッグセーブでチームを救ってきた印象の宮崎だが、本人は「自分の中ではもっと止めれるところがあったと思いますし、ビッグセーブすることよりも他のことで課題が山積みなので、自分がビッグセーブしている感覚はなかったですね」と振り返る。

 それは自分の力不足、「チームをプレーで引っ張っていけるような突出した選手」になりきれなかったことが、降格を招いたという考えにまで達している。自身と比較したのは京都U-18から京都トップチームに昇格したGK若原智哉(3年)だ。京都は6位でプレミアリーグEASTを終え、秋のJユースカップで日本一に輝いている。

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