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「いつかまたあのチームで」。“レッズユースの10番”MFシマブク・カズヨシは己を磨いてプロの世界へ

ゲキサカ / 2018年1月27日 10時35分

MFシマブク・カズヨシ(浦和ユース)はいつか浦和に戻ること、そして海外でのプレーを誓う

[1.25 練習試合 NIKE NEXT HEROプロジェクト選抜 8-0 ヴァレジーナ・カルチョ]

「ワンツーとかが多くて、自分のところに戻ってこないことが多かった。自分、ドリブルが得意なので、もうちょっとやれば良かったですね」。“レッズの10番”は試合後、悔しさを滲ませていた。

 「NIKE NEXT HEROプロジェクト」イタリア遠征メンバーは25日、インテルアカデミーのヴァレジーナ・カルチョと対戦。後半開始から左サイドでプレーしたMFシマブク・カズヨシ(浦和ユース3年)は、自慢の運動量で献身的にカバーリングなどを繰り返し、SHの脇を突破されないようにというチームコンセプトを全う。そして、攻撃ではコンビネーションからPAへ切り込もうとするシーンがあったが、なかなか良い形でボールを引き出すことができず。無得点に終わってしまった。

 仕掛けようとするタイミングでは相手DF1、2人が前方を塞いでいたために十分なスペースがなかったことは確か。それでも本人は「1、2枚剥がすのは得意なのでもうちょっとチャレンジしてみたかった」と悔しがる。

 出したかった部分は得意のドリブルで打開し、ゴール、アシストすること。前日のイタリア初戦、スピード感溢れるアタックでU-19日本代表コーチを兼任する秋葉忠宏団長(JFAナショナルトレセンコーチ)に「速いな」と言わしめていたMFは、関係者の前で続けてアピールすることはできなかった。

 南米・ペルーにルーツを持つアタッカーは、中学時代も高校時代も浦和の育成組織で10番を背負った強力ドリブラー。ユースチームからトップチームへ昇格したCB橋岡大樹やMF井澤春輝、左SB荻原拓也のように、自分もトップチームに昇格したかった。自信もあった。だが、トップチームに昇格することはできず、彼は本格強化中の新潟医療福祉大で大学生活をスタートさせることが決まっている。

「(これから日本国籍を取得し)国籍の部分をクリアにして。もうちょっと自分もやっていかないといけない。(ユースの大槻)監督には大学へ行く選手ではないと言われました。物足りなかったのかなと自分では思っている」。ポテンシャルがありながらも、トップチームが“どうしても欲しい”と言われるほどの選手にはなりきれなかった。その課題を大学4年間でクリアしていく。

 目標はいつかプロ選手として浦和に戻ること、そして海外進出だ。「(井澤)春輝とか橋岡とかがいるプロの世界でやりたい。まずはプロなること、そして、いつかまたあのチームで。あのサポーターは熱いので。将来は世界にもチャレンジしたい」と意気込む。アザールやメッシのようにドリブルで観衆を魅了すると同時に、得点もアシストもできるようなドリブラーを目指し、夢を実現する。

(取材・文 吉田太郎)

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