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[新人戦]山梨学院の1年生ボランチ平松が選手権で見つけた「目標」となる存在

ゲキサカ / 2018年2月5日 7時57分

山梨学院高の1年生ボランチ、MF平松柚佑

[2.4 山梨県高校新人戦決勝 山梨学院高 2-1 帝京三高 山梨学院和戸G]

 選手権で今後目標とすべき存在を見つけた。MF平松柚佑(1年)は、コンタクトの強さと闘争心をむき出しにした守りで山梨学院高の選手権出場に貢献したボランチ。中学時代までテレビで見ていたという選手権の1回戦でフル出場し、「本当にいい経験になった」と振り返る。

 だが、平松にとって選手権デビュー戦となった米子北高(鳥取)との1回戦は1-2で逆転負け。ボールを奪う部分はできたところもあったという平松だが、セカンドボールの攻防ではプレミアリーグ勢の米子北にレベルの差を見せつけられたと感じている。

 特に相手選手で印象に残ったのが、中国地方を代表するボランチ、MF佐野海舟(2年)だ。「米子の佐野くん、あの人のセカンドボールの回収率、セカンドボールへの反応の速さはレベルが違っていた。目標にしていきたい。米子のビデオも選手権終わってから10回くらい見ました。あのセカンドボールの回収率があればもっとチームも攻撃できると思うので見習っていきたい」。選手権で対峙した相手の10番は目標とする存在となった。

 この日行われた新人戦決勝の前半は、なかなかセカンドボールを増やすことができなかった。それでも、強烈なチャージや空中戦の強さを見せていた平松は後半、セカンドボールの回収も増やし、試合終了間際にはダイレクトの右足クロスで決勝点をアシスト。準決勝では頭で2ゴールを奪っており、新人戦は得意の守備面だけでなく、攻撃面でも一つ自信を掴む大会にもなった。

 高校3年間での目標は全国制覇。「まだ自信はないですけれどもやるしかない」と誓うボランチが、選手権で感じた「差」を日常から埋めて目標達成に近づく。

(取材・文 吉田太郎)

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