新10番清武が躍動、貴重な追加点も予期せぬ“事故”に「首を持っていかれた」
ゲキサカ / 2018年2月10日 22時5分
[2.10 富士ゼロックススーパー杯 川崎F2-3C大阪 埼玉]
セレッソ大阪の新10番がピッチ上で躍動した。左サイドを起点にチャンスメイクしたMF清武弘嗣は1-0で折り返した後半3分に自ら追加点。GKキム・ジンヒョンからのロングキックをFW杉本健勇が頭でそらしたところに走り込み、頭で前に押し出してPA内に切れ込むと、GKとの1対1を右足で制した。
「ボールが来たので頭でいって、あとは冷静に決めるだけだった」。後半立ち上がりに2-0とリードを広げる貴重な追加点だったが、後半17分、予想外のアクシデントに見舞われた。PA左角のあたりでボールをキープすると、自分の背後を追い越そうとしてきた杉本にパス。ところが、その杉本と激しく接触し、ピッチに倒れ込むと、そのまま担架で運び出された。
結局、プレーには戻らず、後半19分にFW高木俊幸と交代。担架から下りた清武は歩いてベンチに戻ったが、首を気にするような素振りを見せていた。「(杉本)健勇がすごい勢いで来たので、パスをすれば一気に抜けるかなと思って、単純に出したら、なぜかぶつかって……」。思わず苦笑いを浮かべたが、「首を持っていかれた。でも問題ない」と、試合後はいつもどおり取材対応をこなした。
思わぬ形での途中交代となったが、自身のコンディションにもチームのパフォーマンスにも大きな手応えをつかんだ。「いい守備ができて、カウンターもハマっていた。(柿谷)曜一朗と(杉本)健勇があれだけ守備をしてくれて、相手のボランチを見てくれた。あの2人に感謝したい」。FW柿谷曜一朗と杉本の2トップが見せた献身的な守備を称え、「今日の試合がチームとしてベースになってくればいいなと思う」と強調した。
昨年2月、セビージャからの完全移籍で4年半ぶりに復帰したが、海外からのJ復帰ということでまとまったオフがないまま合流すると、キャンプ中のケガで開幕に出遅れた。しかし、今年は「今日も全然疲れなかった」と胸を張るほど。「監督とも『キャンプでしっかりやれているから去年と全然違うね』と話していた」というコンディションの良さがこの日のプレーにも表れていた。
背番号も昨季の46番から10番に一新。その新シーズン初陣をゴールと勝利で飾り、「今季から10番になって、いいスタートが切れた。これからもっともっと良い姿を見せられるようにやっていきたい」と、充実した表情を浮かべた。
(取材・文 西山紘平)●富士ゼロックススーパー杯2018特集
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