守備崩壊マインツ、10戦連続複数失点で3連敗…武藤は奮闘も無得点
ゲキサカ / 2018年2月11日 1時29分
[2.10 ブンデスリーガ第22節 ホッフェンハイム4-2マインツ]
ブンデスリーガは10日、第22節2日目を各地で行い、FW武藤嘉紀所属のマインツは敵地でホッフェンハイムに2-4で敗れた。2トップの一角で先発した武藤は前半の攻撃を牽引したが、得点を挙げることはできなかった。
前半11分、PA外でボールを受けた武藤が相手に身体を当てられながらもキープし、ワンツーの形でPA内に侵入。相手DFに倒されるも、ファウルを告げるホイッスルは鳴らず。武藤は主審に抗議するジェスチャーを見せた。
さらに前半15分、武藤はDFジュリオ・ドナーティのクロスに頭で合わせたが、惜しくも枠外。同20分には、味方のロングボールにPA内で反応し、競り合いの直前に激しく身体を寄せた相手DFに倒されたが、またしてもPK判定は下されなかった。
すると前半27分、ホッフェンハイムがスコアを動かす。ショートカウンターを起点としたパスを受けたMFセルジュ・ニャブリが鋭いターンからスルーパス。抜け出したFWアダム・シャライが相手DFより先に触って、ゴールに流し込んだ。
それでもマインツは前半28分、敵陣左サイドで獲得したFKをDFダニエル・ブロシンスキがゴール前に配給。GKオリバー・バウマンの真正面でFWエミル・ベルグレーンがバックヘッドで流し込み、すぐさま同点に追いついた。
ホッフェンハイムは前半43分、ニャブリが右サイドをドリブルで突破し、シュートはGKロビン・ツェントナーがブロック。再びボールを拾ったニャブリが中央に鋭いクロスを配給し、ニアサイドでシャライが頭で合わせたが、ボールはクロスバーを叩いた。
マインツは後半15分、武藤が左サイドで起点をつくると、縦パスに抜け出したブロシンスキがクロスを配給。ニアサイドに飛び込んだベルグレーンがヘディングで狙ったが、わずかに左へ外れた。その後は互いに球際の争いが激しくなり、試合がヒートアップした様相を見せる。
そんな後半22分、再び試合が動く。ホッフェンハイムはPA外右で獲得したFKをニャブリが蹴り込み、ファーサイドからの折り返しをFWマルク・ウートがボレー。これは相手DFに阻まれたが、こぼれ球を拾ったFWアンドレイ・クラマリッチが連続シュートで押し込んだ。
さらにホッフェンハイムは後半29分、中盤でボールを受けたMFデニス・ガイガーが右サイドにパス。シャライがPA内にカットインし、相手DFの股間を抜いてゴールネットを揺らした。シャライはこれがこの日2点目。ユニフォームを脱いだ行為にはイエローカードが提示された。
マインツは後半35分、左サイドを突破したブロシンスキのクロスをファーサイドでニャブリが頭でクリア。ボールはゴール方向に転がり、ゴールポストで跳ね返ったボールをベルグレーンが押し込み、1点差に詰め寄った。
ところが後半43分、ホッフェンハイムはゴール正面約30mでFKを獲得。キッカーのクラマリッチが鋭いキックを繰り出すと、豪快なスライスボールが壁の脇をすり抜け、ゴール左隅に突き刺さった。これでスコアは4-2。試合はそのままタイムアップを迎え、マインツは10試合連続複数失点で3連敗となった。
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