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[新人戦]前橋育英敗れる!75分間を10人で戦い抜いた桐生一が群馬決勝でライバル撃破!

ゲキサカ / 2018年2月11日 17時10分

桐生一高が選手権日本一の前橋育英高を撃破

[2.11 群馬県高校新人大会決勝 前橋育英高 0-1 桐生一高 下増田運動場A]

 前育敗れる! 平成29年度群馬県高校サッカー新人大会決勝が11日に行われ、選手権日本一の前橋育英高と桐生一高が激突。前半5分にGKが退場するアクシデントを乗り越えた桐生一が1-0で勝ち、3年ぶり5回目の優勝を果たした。

 前橋育英の新チームに早くも黒星がついた。前半5分に退場者を出した桐生一にシュート16本を浴びせたが、決定的なシュートがクロスバーを叩くなど最後まで1点を奪うことができずに0-1敗戦。不在の山田耕介監督に代わって指揮を執った櫻井勉コーチは「ウチの詰めの甘さ。現状の力がはっきりと出た」と敗戦を受け入れていた。

 開始わずか5分、勝敗の行方を大きく左右するようなプレーが起きた。縦パスで相手DFラインの背後を取った前橋育英FW室井彗佑(2年)を、PAから大きく飛び出したGK杉浦駿介(2年)がファウルで止めてしまい、一発レッド。立ち上がり、コンビネーションよく攻めて押し込んでいた桐生一にとっては痛すぎる展開となった。

 それでもCB中野就斗主将(2年)は「一人ひとりが責任持ってやらないとスペースが空いてやられてしまう。10人になっても戦えることを見せたかった」と振り返る。前橋育英にボールを支配され、押し込まれたものの、桐生一も注目レフティーMF田中渉(2年)とMF梅林幹(2年)を中心に奪ったボールを細かなパスワークで繋いで前進。田中のスルーパスや左MF若月大和(1年)の仕掛けからチャンスになりかけるようなシーンも作る。

 前橋育英は室井の抜け出しやドリブルシュート、また選手権決勝で劇的な決勝点を決めている注目FW榎本樹(2年)のボールキープやドリブルシュートでゴールを脅かす。だが、数的優位を得ていることが逆に焦りとなったか、攻め急いでボールを失うシーンも多発。CB中野やCB角野寛太(2年)中心に跳ね返す桐生一が凌ぎきって前半を終えた。

 前橋育英は後半開始から選手権で先発を経験している新司令塔候補・MF秋山裕紀(2年)とMF高橋優斗(2年)を投入。だが、開始直後に桐生一が先制点を奪う。2分、桐生一は田中の右CKをファーサイドの中野が打点の高いヘッドで豪快なゴール。「自分たちの代で(前橋育英に)絶対に勝ってやろうと思っていた」という中野が渾身のガッツポーズをし、青いユニフォームの選手たちが主将を祝福する。数的不利を強いられている桐生一がスコアを動かした。

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