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[新人戦]桐生一の注目レフティー・田中、数的不利の中で存在感示して決勝アシストも反省忘れず:群馬

ゲキサカ / 2018年2月11日 18時38分

桐生一高は新エースのMF田中渉が存在感ある動き

[2.11 群馬県新人大会決勝 前橋育英高 0-1 桐生一高 下増田運動場A]

 選手権優勝校の前橋育英高を破った桐生一高は、新エースのMF田中渉(2年)が随所でセンスの高さを発揮していた。前半5分に退場者を出して数的不利を強いられた桐生一だが、その影響の大きさを感じさせないような試合運びができたのは田中の存在が大きかった。

 10人になった後にトップ下からボランチへポジションを移した田中は、味方が繋いで来たボールを1タッチで繋いだり、寄せてきたDFの逆を取ってキープしてみせる。そして相手に隙あれば「スルーパスは結構武器なので。味方も足速いのでチャンスになる」というスルーパスにチャレンジ。あわやのシーンを作り出していた。

 一方で前半はプレースキックがニアでクリアされるシーンが目立っていた。それでも後半2分、「後半、1回ファー狙おうと思って出した」という左足CKでCB中野就斗(2年)の決勝ゴールをアシスト。後半は前掛かりになった相手の背後、サイドのスペースを突くパスでビッグチャンスを演出するなど、勝利に大きく貢献した。

 前半からハイペースで走り続けたことが影響したか、試合終盤は運動量が落ちてミスが増えたことも確か。より精度を上げないといけないと感じる試合にもなった。「(パスの精度やチャンスメークは)自分の持ち味なのでもっと出さないといけない。精度が低いのでもっと上げていかないと厳しくなる」と反省。前橋育英から勝ち取った白星を今後も重ね、全国に出ることが自身の将来の可能性を広げることも理解している。

 今年昇格するプリンスリーグ関東(4月開幕)も自身をアピールするチャンス。本来はよりパスを繋いで攻める桐生一の中で、注目レフティーはより存在感を示し、チームを勝利へ導いて評価を得る。

(取材・文 吉田太郎)

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