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[新人戦]大事なのは新人戦を獲ったあと。和歌山制覇の初芝橋本は慢心せずに県タイトル独占目指す

ゲキサカ / 2018年2月12日 7時14分

1冠を獲得した初芝橋本高

[2.11 和歌山県高校新人戦決勝 初芝橋本高 1-0 近大和歌山高 やたがらすサッカー場]

 11日、平成29年度和歌山県高校サッカー新人大会の決勝戦が行われ、初芝橋本高と近大和歌山高が対戦。試合終了間際にDF南條齊(1年)が決めたゴールによって、1-0で勝利した初芝橋本が、和歌山の頂点に立った。

 昨年度の選手権予選の決勝と同じ顔触れとなった一戦は、前回同様に初芝橋本が接戦をモノにし、今年一つめのタイトルを引き寄せた。

「どこで決めても、どこで決められてもおかしくなかった」と初芝橋本の阪中義博監督が振り返ったように、互いに多くの決定機を作った。試合開始直後に迎えた決定機を初芝橋本が活かせずに終わると、試合のペースは「選手権の時は序盤に畳みかけられて、リズムが作れなかったので、いつもとはペースを変えてみました」と藪真啓監督が振り返る近大和歌山に傾いた。従来のポゼッションではなく、本職CBのFW瀬畑康平(2年)へのロングボールを起点とした攻撃で初芝橋本を押し込んだ。

 ただし、近大和歌山が空中戦を仕掛けるのは想定内。「(瀬畑は)背負えて、ボールがおさまる嫌な選手なので、1人ではなく2人で対応しようと話していた」とMF中井稀音(2年)と振り返ったように、初芝橋本はDF間宮一晃(2年)を中心とした組織的な守りで決定機まで持ち込ませない。

 スピーディーな突破を繰り返したMF林海斗(2年)に対しても冷静に対処し、クロスを阻止。前半16分に迎えた近大和歌山の波状攻撃も守備陣が身体を張ったシュートブロックで防ぎ、無失点のまま試合を折り返した。

 FW岡村修哉(2年)が「厳しい相手を頑張って、ゼロに抑えてくれたのが大きかった」と称えたように、及第点以上の守備を見せた初芝橋本だったが、前半の攻撃は「相手のチェイシングを怖がって、大きく蹴ってしまった」(阪中監督)ため、理想通りとは言えなかった。

 しかし、エンドが変わった後半は追い風と相手の間延びした中盤を効果的に使い、リズムを作ると、後半9分にはカウンターから好機を演出。岡村のポストプレーから、「独特のリズムを持っている」と阪中監督が評するMF高谷和希(1年)が左からのカットインでゴールを狙ったが、惜しくも枠の右に逸れた。

 以降もチャンスを作りながら、1点が奪えず試合が進んだが、試合終了間際に2列目から飛び出した中井がPA左外で倒され、FKを獲得。南がゴール前に低く入れたボールが、そのままゴール右隅に決まると、直後にタイムアップの笛が鳴り響いた。

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