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[新人戦]佐賀の新鋭、龍谷が鹿児島を1-0撃破!「5原則」とともに歴史変えるか

ゲキサカ / 2018年2月17日 22時45分

後半24分、龍谷高MF坂口明日斗(14番)が決勝ゴール

[2.17 九州新人大会予選リーグ 鹿児島高 0-1 龍谷高 宮崎県総合運動公園補助球技場]

 17日、平成29年度第39回九州高校(U-17)サッカー大会(九州高校新人大会)予選リーグ第1節と第2節が行われ、第2ブロック第1節で鹿児島高(鹿児島2)と龍谷高(佐賀1)が激突。龍谷がMF坂口明日斗(2年)の決勝点によって1-0で勝った。龍谷は続く那覇高(沖縄2)戦も6-0で勝ち、2連勝。一方の鹿児島は柳ヶ浦高(大分1)戦を1-0で制し、1勝1敗としている。

 今年、佐賀の新鋭・龍谷が「5原則」とともに全国初出場を目指す。「巧さは無くても、強さは意識している」という太田恵介監督(元福岡FW)の下、選手たちは「声」「球際」「ハードワーク」「切り替え」「競り合い・拾い合い」の部分を徹底。以前からの約束事を改めて「5原則」として掲げたことで選手たちに浸透し、それをよりピッチで発揮できるようになっている。
 
 とは言え、鹿児島戦は九州大会初戦ということもあってか、前半は硬さが見られて苦しい展開となった。球際で戦うことができずに競り合いで劣勢となり、セカンドボールを拾われて攻められる展開に。何とかゴール前で粘って得点を許さなかったものの、スピードのある鹿児島FW原口頼(1年)や中盤からの攻め上がり鋭いMF横道俊輔(2年)にゴールを脅かされるなど、前半はシュート数0-4で折り返した。

 だが、特に守備面で持ち味を発揮するMF横山太一(2年)が「前半で戦えていないところが全体として課題が見えたので、後半は全員で意識変えていこうと」振り返ったように、龍谷が試合の流れを変える。球際の攻防に大声とともに飛び込むようなプレーが見られるなど、気迫やボール・ゴールへの執着心が表に出るような戦いだった。

 左利きの司令塔、10番MF後藤嵩裕(2年)と横山の2人を中心とした長短のパスで相手の守りを広げることに成功。そして、鋭い動きで相手の背後を狙うFW宮崎優生(2年)の果敢な仕掛けもあって鹿児島ゴールに迫る回数を増やした。

 鹿児島県新人戦で初の決勝進出を果たし、九州大会初出場を果たした鹿児島も長身ボランチMF吉川晃平(2年)を軸にボールを動かし、横道がMF田之上晴輝(2年)のパス交換からチャンスを演出するなど先制点を狙い続ける。だが、スコアを動かしたのは龍谷の方だった。30分ハーフゲームの終了6分前となる後半24分、龍谷は右SB長塚樹(2年)がゴールエリアへクロス。これは好守を連発していた鹿児島GK米澤将(2年)が弾いたが、クリアボールを狙っていた坂口が頭でゴールに押し込んだ。

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