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[新人戦]高橋大悟からキャプテンマークと「14番」受け継いだ神村学園CB深港「自分なりの14番を」

ゲキサカ / 2018年2月18日 7時56分

神村学園高CB深港壮一郎主将

[2.17 九州新人大会予選リーグ 神村学園高 0-1 筑陽学園高 宮崎県総合運動公園ラグビー場]

 神村学園高(鹿児島1)は、16強入りした選手権からほとんど準備期間がない中で臨んだ鹿児島県新人戦で優勝。そして、この日開幕した九州大会では、宮崎日大高(宮崎2)との初戦を2-1で勝利したものの、続く筑陽学園高(福岡2)戦ではシュート数11対2と大きく上回りながらも1点が奪えずに0-1で敗れた。

 後方からボールを丁寧に繋ぎ、相手の守りを動かして穴を作り出す攻撃は今年も変わらない。筑陽学園戦では昨年からレギュラーのMF和田駿斗(2年)らがドリブルで仕掛け、CB深港壮一郎主将(2年)の左足フィードなどもアクセントに攻めたが、細かなズレもあって無得点で敗れる結果となった。

 有村圭一郎監督は「全然できていないですね。ポジション取りやちょっとしたこだわりがない」と指摘した。入学直後からチームの中心選手として活躍し、清水入りしたFW高橋大悟主将(3年)が抜けて迎える新たな1年。それでも、例年になく長身選手も多いチームについて「昨年のチームよりも面白くなる可能性がある」と指揮官は期待する。

 高橋からキャプテンマークとエースナンバー「14」を受け継ぐ深港は「全国で感じた部分は大きくて、やれないというよりは自分たちがちゃんとやれば通用すると感じたので、それへ向けてチームをつくっていきたい。細かい部分のズレがこういう負けだったりにかかわったりしていく。こだわって全国で戦えるチームにしていきたい」と意気込む。まずは日常から積み重ねて、自分たちの武器で全国と戦えるチームを作っていく。

 深港にとっては、個人としてもチャレンジの1年となる。「圧倒的なエース」と評する高橋の後任として、当初は重く感じたという主将と「14番」。それでも、「去年の高橋大悟さんと比べられる部分もあるんですけれども自分なりの14番を作っていければいい。(当初は)重たく感じたんですけれどもやるしかない。(高橋からは)キャプテンもだし、14番もですけれども、『重く捉えずにオマエなりに頑張ってみろ』と言われました」という深港は、できないことをやるのではなく、自分にできることをピッチ内外で表現しながら信頼される存在を目指す。

 トップ下からCBへ転向してまだ1か月強。新生・神村学園は左足キックや身体を張った守りを特長とする新主将を中心に戦う。「リーダーシップ、人として抜群だった」(有村監督)という高橋の背中から学んできた部分も力に。厳しさを持って努力を重ね、夏冬全国出場、そして選手権16強入りした先輩たちを越える活躍を見せる。
 
(取材・文 吉田太郎)

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