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[新人戦]選手権で学んだ「一本」にこだわる高校屈指の守護神。東福岡GK松田の目標は全国「3冠」

ゲキサカ / 2018年2月20日 4時42分

東福岡高の日本高校選抜候補GK松田亮は無失点で決勝進出に貢献

[2.19 九州高校新人大会準決勝 東福岡高 4-0 日章学園高 宮崎県総合運動公園補助球技場]

 選手権での経験が、注目守護神に「一本」をこだわらせている。東福岡高の日本高校選抜候補GK松田亮(2年)は日章学園高との準決勝を被シュートゼロで完封勝利。大雨でボールの止まる難しいピッチコンディションだったが、その中で細部にまで注意を払い、味方を動かしてシュートを打たせなかった。

 鋭い反応や、本人が成長を実感しているハイボールの処理などを発揮するシーンは無かったが、今大会初戦以来の出場でしっかりと無失点。その中でも松田は、ビルドアップの部分など細かな修正点を口にし、チームメートと共有して改善することを掲げていた。

 サッカーはどんな試合展開でも一本のセットプレー、シュートで敗れてしまう可能性がある。松田は先発出場した選手権で身をもって実感した。富山一高(富山)との2回戦は0-0の後半アディショナルタイムにCKをニアサイドで合わせられて0-1で敗戦。「あんな負け方をしたことがなかったので、いい経験としてこれから二度とないようにしたいという気持ちがありますし、その分こだわりがある」。一本のセットプレー、シュートに対しても絶対に気を抜くこと無く取り組んでいる。わずかな部分までへのこだわりが、この試合でも被シュートゼロでの完封勝利に繋がった。

 小学生時代に俊足FWだったという松田は、FC佐伯 S-play・MINAMIに所属していた中学1年時にFWでプレーしながらGKを始め、GKに専念した中学2年時には早くもナショナルGKキャンプメンバーに選出された逸材だ。

 その後、U-16日本代表候補や日本高校選抜候補入り。そして今年は高校世代を代表するGKとしてシーズンをスタートしている。ゴール前での立ち姿、存在感は抜群。特にキャッチングからすかさず放つキックをピタリとサイドの選手につけて会場をどよめかせているが、本人は「GKは蹴れないといけない。それは大前提」と当然のプレーとして捉えている。現在は、それよりも1対1やハイボールをレベルアップさせることに集中。結果的にそれがキックを活かすことに繋がると考えている。

 バルセロナのGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンを参考に攻撃面でも違いを示すGKの目標は3冠だ。「ヒガシにとって2度目の3冠を達成することが目標です」。そのために求められるものを実行しながら、より高いレベルを目指していく構え。「結果はついてくるもの」という松田は一本へのこだわりを持ち続けて成長を遂げ、目指す結果を引き寄せる。

(取材・文 吉田太郎)

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