1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[新人戦]東福岡は後半終了間際に10番MF篠田がゴール。意地の1点を今後に繋げる

ゲキサカ / 2018年2月21日 13時25分

後半アディショナルタイム、東福岡高はMF篠田憲政が頭で意地のゴール

[2.20 九州高校新人大会決勝 東福岡高 1-3 大津高 宮崎県総合運動公園ラグビー場]

 間違いなく、今後に繋がる1点だった。2年ぶりの九州制覇を懸けて大津高と対戦した東福岡高はショートパスを左右、縦に繋ぎながら攻撃を展開。だが、相手が前からボールを奪いに来る中で攻撃が単調になってしまっていた。スピードの速いパスでボールを動かし、サイドを打開するシーンもあったが、攻めきる前にクリアされるなど得点に結びつけることができない。

 前半に10分に日本高校選抜GK松田亮(2年)がビッグセーブを見せるなど0-0のまま試合を進めていたが、25分にワンツーを通されて失点。森重潤也監督から「(相手の背後を狙ったり)駆け引きのところが重要になる」とアドバイスを受けた後半は、後方から丁寧にボールを繋いで保持する時間を伸ばし、そこから変化のある攻撃を狙っていたものの、14分にFKを直接決められて突き放されてしまう。

 中盤で技術の高さを示していたMF中村拓也(2年)や右SB中村拓海(2年)が良くボールに絡みながらゴールを目指した東福岡は、中央から右サイドへ移ったFW大森真吾(2年)のクロスから中村拓也が左足シュートを放つシーンも。だが、24分にDFラインの背後を取られて三度失点してしまう。

 それでも、このままでは終われないという姿勢が出ていた終盤、東福岡は迫力のある攻撃を見せる。MF野寄和哉(2年)の決定的な右足シュートなどでゴールに迫ると、終了間際に10番のMF篠田憲政(2年)が右CKを獲得。このCKを中村拓也が蹴り込むと、篠田がフィジカル能力の高さを活かしたヘディングシュートで決めた。先発を外れ、短い出場時間の中でがむしゃらに戦っていた篠田が、相手の注目CB吉村仁志(2年)に競り勝って決めた1点。このゴールについては、森重監督も「意地を出したんじゃないですか。最後抜け出してCK取ったのも、決めたのも彼だった」と頷いていた。

 現在、東福岡は九州、全国の各校のターゲットになっている存在。選手たちは高校年代最高峰のリーグ戦、プレミアリーグWESTに所属しているというプライドを持って戦っている。九州新人大会は、昨年からの主力が大半を占める大津に競り負けて準優勝に終わったが、最後に奪った意地の1点を今後に繋げる。

 九州新人大会では中村拓也や松田、野寄らが存在感ある動きを見せていた。ただし、現状に滿足することなく、1学年100の部員による競争を経て勝ち続けるチームへ。負傷離脱中のCB西田翔央(2年)らも含めた競争を勝ち抜いた選手たちが、4月のプレミアリーグ開幕戦に臨む。

(取材・文 吉田太郎)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください