ガットゥーゾ・ミランが死闘制しコッパ決勝へ…対戦相手は4連覇目指すユーベ

ミランの士気は今季最高潮に高まっている

　コッパ・イタリアの準決勝第2戦が28日に行われ、ミランは敵地でラツィオと対戦。0ー0の末にPK戦で5-4と勝利し、決勝進出を決めた。

　第1戦も0-0のドローで終わった両者は、第2戦も拮抗状態のまま決着つかずPK戦へ。ラツィオは迎えた7本目でDFルイス・フェリペが枠外へとはずしてしまい、最後にミランのDFアレッシオ・ロマニョーリが冷静に左足シュートを決めて試合終了した。勝利を収めたミランの指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾは終了とともに、選手のもとへ猛ダッシュ。MFハカン・チャルハノールらとともに喜びを分かち合った。

　ミランはこの勝利で公式戦6試合無失点で6連勝。最高の状態で3月4日のセリエA第27節・“ミラノダービー”インテル戦を迎える。

　一方、ミランのコッパ・イタリア決勝戦の相手はアタランタに勝利したユベントスとなった。アタランタは得意とするマンツーマン気味のディフェンスでボールを保持し、チャンスを量産。しかし絶好のチャンスを決め切れずにいると、ユベントスは後半30分にMFブレズ・マトゥイディがPA内で倒されてPKを獲得する。MFミラレム・ピャニッチがPKを正面に決め、そのまま1-0で勝利。第1戦も1-0で勝利していたユベントスが決勝進出を決めた。

　ミランは2002-03シーズン以来の優勝を懸けて、ユベントスは4連覇に向けた戦いとなる。決勝戦は5月9日に行われる。
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