ドゥドゥが先制ゴラッソ!レンゾ・ロペスが2発…福岡と京都は勝ち点1分け合う

[3.3 J2第2節 福岡2-2京都 レベスタ]

　J2リーグは3日、第2節を行った。レベルファイブスタジアムでは、アビスパ福岡と京都サンガF.C.と対戦し、2-2で引き分けに終わった。

　岐阜とのホーム開幕戦を2-0で制した福岡は、MFユ・インスに代えてFW森本貴幸が移籍後初スタメン。対して、町田との開幕戦を0-2で落とした京都は、先発2人を入れ替え、DF宮城雅史(←山口)とFWレンゾ・ロペス(←プラサ・コロニア)が移籍後初めてスターティングメンバーに名を連ねた。

　試合は、左SB輪湖直樹と右SB駒野友一が高い位置を取る福岡が主導権を握り、京都ゴールに迫る。そして迎えた前半31分、右サイドから駒野がクロスを供給し、PA左のFW松田力が頭で中央へ折り返す。これに反応したFWドゥドゥがゴールを背に右足ボレーで合わせ、福岡が先制に成功した。

　さらに福岡は前半34分、敵陣中央あたりでボールを奪うと、MF石津大介がPA右へスルーパス。森本がワンタッチで相手DFをかわし、左足で放ったシュートはGK清水圭介に止められたが、カバーに戻ったDF石櫃洋祐のオウンゴールを誘発し、2-0とリードを広げた。

　2点ビハインドの京都は、ハーフタイムでMF湯澤洋介に代えて大卒ルーキーのMF重廣卓也を投入。後半4分、左クロスからレンゾ・ロペスが放った打点の高いヘディングシュートはGK杉山力裕に弾き出されたが、直後に1点を返す。7分、右サイドから石櫃が相手をかわして左足でセンタリング。これをレンゾ・ロペスが頭でゴール右に決め、1-2とした。

　京都の追い上げムードが高まる中、福岡に決定機。後半17分、PA左手前で獲得したFKから駒野がボールを動かしてMF鈴木惇がゴール前に放り込む。PA右に流れたボールを松田がヘッドで合わせたが、惜しくも右ポスト直撃。跳ね返ったボールがDF田中マルクス闘莉王に当たったが、これも右ポストに当たって追加点とはならなかった。

　だが、後半28分に福岡にアクシデント発生。先制点を決めたドゥドゥが左足首を痛め、担架でピッチ外に運ばれた。足を引きずりながらピッチに戻ったが、井原正巳監督が交代を命じ、代わってFW城後寿がピッチに入った。

　すると、京都が後半34分に同点に追いつく。左サイドからスローインを入れ、FW岩崎悠人がPA左ライン際からマイナスに折り返したボールをレンゾ・ロペスが左足で合わせ、2-2。試合を振り出しに戻した。追いつかれた福岡は、36分に松田を下げてFWトゥーリオ・デ・メロを投入。トゥーリオは移籍後初出場となった。

　後半43分、京都はレンゾ・ロペスに代えてFW大野耀平、福岡は石津に代えてMFエウレーを投入する。だが、その後はスコアが動かず、2-2で試合終了。勝ち点1を分け合った。
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