「ラッキーな部分もありましたが…」MF鈴木惇がV弾!福岡が金沢との接戦制して開幕3戦無敗

[3.11 J2第3節 金沢0-1福岡 石川西部]

　J2リーグは11日、第3節2日目を行った。石川県西部緑地公園陸上競技場ではツエーゲン金沢とアビスパ福岡が対戦し、1-0で福岡が勝利した。

　前節・讃岐に0-1で敗れ、ホーム開幕戦を白星で飾ることができなかった金沢は、開幕から3試合連続で同じ11人を起用。今季初のアウェー戦に臨む福岡は、前節・京都戦からFW森本貴幸に代えてDF實藤友紀をスタメンに起用した。

　福岡は前半30分にMF鈴木惇が右足で思い切りよくミドルシュート。32分には、PA左からMF輪湖直樹が上げたクロスをMF駒野友一が右足ボレーを放つが、なかなか枠内にシュートを飛ばすことができない。

　対する金沢は前半36分、右サイドからDF石田崚真がアーリークロスを供給し、飛び出したGK杉山力裕より先にFW佐藤洸一がヘディングシュートも威力はなく、DF岩下敬輔にクリアされた。43分にも、右サイドの石田のクロスを佐藤がMFウォン・ドゥジェと競り合いながら頭で合わせたが、GK杉山に難なくキャッチされた。

　福岡は後半開始からウォン・ドゥジェに代え、森本をピッチに送り込む。一進一退の攻防が続く中、試合を動かしたのは福岡だった。後半12分、實藤のパスを受けた鈴木が前半のように敵陣中央から思い切りよく左足一閃。左に曲がりながら落ちたシュートの正面にGK田尻健が入ったが、キャッチしきれず後方に落としてしまい、福岡が先制に成功した。

　1点を追う展開となった金沢は後半22分、石田に代えて大卒ルーキーのDF毛利駿也(←順天堂大)、25分にはMF杉浦恭平を下げてMF加藤大樹を入れた。対して最終ラインが柔軟な対応をみせ、得点を許さない福岡。30分にFW松田力を身長193cmのFWトゥーリオ・デ・メロを入れ、追加点を狙いに行った。

　福岡は後半45分、FWドゥドゥに代えてDFエウレーを入れ、逃げ切りに成功。試合は1-0のまま終了し、福岡が開幕3試合負けなし(2勝1分)とした。一方、金沢は2連敗を喫した。

　試合後のヒーローインタビューで鈴木は、「ちょっとラッキーな部分もありましたが、初ゴールを取れましたし、勝ち点3につながったので良かったです。少し自分の前が開いていたので、思い通りではなかったですが、打てばああいうことが起きる。ゴールはゴールなので良かったです。みんなで力を合わせて守り切れました」と笑みを見せた。
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
●[J2]第3節2日目 スコア速報