昨年の日韓戦は挑発に耐え切れず退場…旗手怜央、ゴールでリベンジを
ゲキサカ / 2018年3月16日 12時10分
昨年は韓国で行われた『DENSO CUP SOCCER 大学日韓(韓日)定期戦』。日本は27分にMF重廣卓也(京都)のゴールで先制するも、34分に同点に追いつかれ、延長戦で全韓國大學選抜の逆転弾に沈んだ。
昨年の敗戦を、おそらくは出場選手の誰よりも「残念な結果」と捉えているのがFW旗手怜央(順天堂大2年)だ。あの試合はサッカー人生で初の“日韓戦”だった。スタートメンバーとしてピッチに送り込まれた旗手は、前半からの度重なる相手の挑発に耐えきれず、「気づいたら、やり返していました」。
旗手は退場を言い渡される。1-1で迎えた後半、開始早々の5分のことだった。その結果、全日本大学選抜は残り40分と延長戦を、ひとり少ない10人で戦うことになった。
「一番やっちゃいけない行動。あの時は自分がまったくコントロールできていなかった。最後までピッチにいられたかどうかはわからない。だけど退場していなければ、自分にもチャンスはあったかもしれないのに」
全くいいところなく終わった日韓定期戦。しかし帰国後は落ち込む間もなくリーグ戦が始まり、7月にはU-20代表に招集され『AFC U-23選手権中国2018 予選』に参加。8月には台北で行われたユニバーシアード競技大会で活躍し、世界一に大きく貢献した。また12月には、東京五輪を目指す“森保ジャパン”のメンバーとしてタイで行われた『M-150杯』に参加。大学生ながらさまざまな代表チームで、その実力を試されることになった。
昨年の関東大学リーグでは2年生ながら14得点をあげた。その決定力、得点力は大学生としてはずば抜けている。しかし旗手は、「そもそも“大学生としては”と言われるようではダメ」だとキッパリ。そう痛感しているのは、世代別代表で力を出し切れない苛つきがあったからかもしれない。
「FWとして出ている以上、結果は出さないといけない。ポジション争いも激しいし」
実際、大学生も多く呼ばれた『M-150杯』から1か月後、中国で行われた『AFC U-23選手権』に参加するU-21代表が発表されたが、そこに旗手の名前はなかった。本人も「正直、タイでのプレーはあまりよくなかった」認めるだけに想定内の結果だった。しかしその後に思いもよらない展開が待っていた。U-21代表に怪我人が続出し、旗手が追加メンバーに選ばれたのだ。
当の旗手は全日本大学選抜の合宿に参加し、まさにU-21代表とのトレーニングマッチを終えて自宅に戻ってきたところ。「U-21代表との試合でのプレーは悪くなかったと思うけれど、怪我人がそんなに出ているとは知らなかった」という旗手にとっては青天の霹靂。すでに日本を発ったチームを追って、ひとり中国へと向かった。
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