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[イギョラ杯]服部公太新監督の岡山U-18、昨夏インハイ準優勝の日大藤沢に2発白星!!

ゲキサカ / 2018年3月17日 21時5分

2点目となるPKを沈めた岡山U-18、FW山田恭也

[3.17 イギョラ杯 日大藤沢高0-2岡山U-18 小平]

 高校年代の20チームで争う『第28回イギョラ杯国際親善ユースサッカー』が17日、首都圏の4会場で開幕した。FC東京小平グラウンドでは、昨季インターハイ準優勝の日大藤沢高とファジアーノ岡山U-18が対戦。後半に2点を奪った岡山U-18が初勝利を挙げた。

 コンパクトな4-3-2-1の布陣を敷いた日大藤沢が序盤の主導権を握った。両サイドバックのDF藤原大志、DF櫻井風我が高い位置を取り、攻撃陣を中央に密集させることで相手を押し込むハーフコートゲームを展開。岡山U-18の服部公太新監督は「人工芝に慣れていないせいか、自分たちのパススピードが遅かった」と振り返る。

 しかし日大藤沢は、チャンスをつくりながらもゴールが遠い。前半22分、櫻井のアーリークロスをFW梶谷涼人がゴール前で収め、左足で狙ったがGK小林壮一郎がセーブ。その後もMF梶山かえで、MF上村洋斗がシュートを放つも、左ストッパーDF小橋文のスーパークリアもあり、3-4-2-1で人数をかけて守る岡山を崩せず、前半はスコアレスで終わった。

 そうして迎えたハーフタイム、岡山U-18の服部監督は選手に激しくアドバイスを送った。「もっともっとパスを動かそう。ワイドの選手が空いているので、広くピッチを使っていこう」。日大藤沢の進藤和真コーチも「そう来ると思っていた」と想定内の修正ではあったが、後半は見違えるような試合展開となった。

 岡山U-18は後半1分、ピッチに送り出されたばかりのDF河合駿が左サイドを駆け上がると、中央に鋭いクロスを配給。勢い良く反応したFW立花春輝は落下点に入りきれなかったが、後ろに下がりながらの難しい体勢でボレーシュートを狙い、これがゴールネットを豪快に揺らした。

 さらに後半12分、立花のクロスをMF川上悠斗がトラップし、PA内でボールを浮かせて相手を突破。華麗なテクニックを見せつけたが、かろうじて足を伸ばした相手DFにブロックされた。しかし同21分、スローインの流れからFW山田恭也が倒されてPKを獲得。これを山田自身がしっかり決め切り、リードを2点に広げた。

 一方の日大藤沢は交代選手を次々に投入し、反撃に出ようとするが、岡山U-18からペースを取り戻せない。「スコアで上回られたため、精神的な優位性を持たれた」(進藤コーチ)という状況を改善できず、2点ビハインドで試合は終了。初戦を黒星で終えることとなった。

 敗戦後、進藤コーチは前半のチャンスに言及し、「どう攻め切るか、押し切るか、取り切るかという部分を磨かないといけない」と課題を指摘。一方、シーズン序盤から取り組んできた「主導権を握る守備」には手応えを感じており、「収穫があった。個人は信頼しているので、これから噛み合い始めれば」と述べていた。

 関東の強豪校を相手に堂々の戦いぶりを見せた岡山U-18の服部監督は「球際で相手に軽く行かれている部分が多い。ボールを保持する技術の差を埋めるためにはそこが大事」と満足せず。選手に対して「ボールを奪う時に、どれだけ『チャンスだ!』と思えているか」とさらなる意識の向上を求めた。

(取材・文 竹内達也)

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