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[新人戦]ファインゴールと粘守、運動量で戴冠。岡山学芸館が中国大会初優勝!

ゲキサカ / 2018年3月22日 19時6分

岡山学芸館高が初の中国新人大会制覇

[3.18 中国高校新人大会決勝 岡山学芸館高 2-0 高川学園高 広島スタジアム]

 岡山学芸館が初優勝! 第10回中国高校新人大会決勝が18日に行われ、岡山学芸館高(岡山)が2-0で高川学園高(山口)に2-0で勝利。初優勝を果たした。

 雨中の激闘となったプレミア勢・米子北高(鳥取)との初戦を皮切りに山陽高(広島)、広島皆実高(広島)、高川学園と伝統校、名門を破った岡山学芸館が堂々の初優勝だ。高原良明監督は「(強豪校相手に)自分たちもやれるという自信になったと思う」と語り、MF永田一真主将(2年)は「(準優勝だった)岡山県大会よりも一回り逞しくなって成長できたと思います」。16年度の選手権予選で初優勝、15年からインターハイ予選3連覇など、着実に階段を登ってきている岡山の新鋭がまた一つ新たな歴史を築いた。

 決勝戦は序盤から押し込む展開に。相手の守りを見ながらボールを動かして迫力のあるアタックやセカンドボールの攻防戦で優位に立つと、SB森井麻央(1年)の右クロスをエース永田が頭で合わせるなど得点機を作る。だが、高川学園もゲーム主将のCB田近洸貴(2年)とMF品部真完(2年)を中心に要所を締め、ゴール前で身体を張って得点を許さない。逆に左SH野田康介(1年)が突破からシュートまで持ち込むなど一発があることを示していた。

 だが、悪い流れになる前に岡山学芸館が先制点を奪う。前半26分、左CKのクリアボールからCKキッカーの森井がクロスを放り込む。このこぼれ球に反応したMF鶴海翔大(2年)が豪快な左足ボレー。これがゴールネットに突き刺さり、1-0となった。

 岡山学芸館はさらに31分、相手セットプレーから一気にカウンター。DFとの駆け引きで巧みに右サイドを突破したFW岡田知也(1年)がラストパスを通す。最後はGKと1対1となった永田が冷静に右足でゴールを破った。

 高川学園は押し返そうとするが、岡山学芸館は前線の岡田が良くボールを収めて相手をまた押し下げる。それでも後半にMF内田裕也(1年)を投入するなど守備から立て直した高川学園が反撃。FW鳥飼椋平(2年)らが強引な仕掛けでFKを獲得する。だが、19分に田近が放った右足FKは岡山学芸館GK八井田舜(2年)のファインセーブに阻まれ、20分に野田が放ったドリブルシュートもわずかに枠を外れてしまう。

 岡山学芸館は後半、慌ててボールを蹴って失ってしまうシーンが多発。相手のパワフルな攻守を受ける形となってゴール前まで押し込まれた。そして決定的なシーンも作られていたが、MF上山拳史郎(2年)やCB仲達大翔(2年)、CB香西泰成(2年)らがゴール前で踏ん張って2-0のまま試合終了。初優勝を果たした。

 岡山学芸館の高原監督は「(課題もあったが)相手を見ながらボールを動かすというところは昨日(広島皆実戦)もできていて、昨日も走り勝ったというのがあった」と今大会でできた部分を分析する。チームは19日から30日までは現1、2年生全員が参加してのイタリア遠征を実施。ミランなどと対戦する予定だというイタリア遠征へ向けて、鶴海は「イタリアは球際とか試したい。チームとしては切り替えの速さとかどれだけ通用するかやりたいです」と語っていた。

 昨年は県新人戦、インターハイ予選を制したものの、選手権予選で準優勝。永田は「自分たちの目標として全国ベスト8を掲げている。それを達成できるようにもっと上を目指してやっていきたい」。今回の中国制覇で自信をつけたイレブンは、イタリアで課題と武器を見つけて、それを突き詰めながら成長を遂げて全国で躍進する。 

(取材・文 吉田太郎)

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