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[新人戦]岡山学芸館のエースMF永田一真が4戦連発!“MVP級”の活躍で中国大会制覇へ導く

ゲキサカ / 2018年3月22日 19時5分

前半31分、岡山学芸館高MF永田一真が左足シュートを決めて2-0

[3.18 中国高校新人大会決勝 岡山学芸館高 2-0 高川学園高 広島スタジアム]

 中国高校新人大会の全4試合で計5ゴール。岡山学芸館高(岡山)のMF永田一真主将(2年)が、MVP級の活躍でチームを優勝へ導いた。

 決勝では相手の1ボランチの脇を突くドリブルや球際の強さなどを発揮。クロスからヘディングシュートを狙ったり、ドリブルシュートを放つなど果敢にゴールを目指していた。

 1-0で迎えた前半31分には、カウンターからFW岡田知也(1年)が右サイドを突破。呼応するように最前線まで走り抜けた永田はラストパスを受けると、GKとの1対1を右足で制して2点目のゴールを決めた。

 後半、苦しい時間帯を全員で乗り越えて中国制覇。永田は「全試合で得点できたのは自信になりました。凄い嬉しいというのが率直な気持ちなんですけれども、県大会で優勝できなくて、しっかり先生たちがここまでの期間一生懸命練習してくれて、それに応えることができたので良かったです」と頬を緩めた。

 決勝前夜は不安でなかなか寝付くことができなかったのだという。「この新人戦でチームの調子が上がってきてできると思っていたけれども、負けたらどうしようと思っていて……」。県大会での優勝を逃していたからこそ、絶対に中国大会で勝ちたいという思いを持っていた。自信はあったが、本当に優勝することができるのか……。それでもチームを信じて、決勝をイメージしながら就寝。決勝戦では見事に自身も活躍してタイトルを勝ち取った。

 岡山学芸館は決勝翌日の19日から30日までイタリア遠征を実施する。将来のプロ入りを目指す永田にとっては力試しの日々に。「明日からイタリアなので凄く楽しみです。プレミアとかセリエAを見ていたら海外の選手は当たりが厳しいので、身体を張ってできるか」。中国大会で自信を掴んだ永田は、イタリアでも武器であるボールを収める部分や突破、シュートを試して、その武器をより高いレベルで通用するものにする。

(取材・文 吉田太郎)

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