1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

世界初の“ブラサカ”国際大会で、サッカーの魅力を再確認だ!

ゲキサカ / 2018年3月20日 12時2分

世界初の“ブラサカ”国際大会で、サッカーの魅力を再確認だ!

 3月21日(水・祝)から25日(日)までの5日間、品川区の天王洲公園にて「IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2018」が開催される。この大会は今年より新設され、3年連続で東京都内で開催される世界初の国際視覚障害者スポーツ連盟(IBSA)公認大会だ。

「ブラインドサッカー」を見れば、まずその激しいフィジカルコンタクトに驚くはずだ。激しくぶつかり合って倒れてもすぐに立ち上がりボールを追い駆ける姿も、まさにサッカーの原点。さらに「こんな相手のかわし方があるのか」「こんなセットプレーのアイディアがあるのか」「GKの逆を突くにはこんな方法もあるのだ」と、実際に目にした時の驚きは満載だ。「ブラサカ」を一度見れば、ボールを蹴り始めた頃の初期衝動が抑えられなくなるはずだ。

 ブラサカは、視覚に障がいを持つ選手がプレーするサッカー。GK以外の選手は、目の上にアイマスクを着用することが義務付けられている。選手の創意工夫と予測能力、指示を送るコーラーとGKの声を含めた即興と計算が織りなすチームプレー、魂と魂のぶつかり合いのような肉弾戦が繰り広げられる。

 第1回となる本大会には、世界ランク上位の6カ国が参加して行われる。出場国は、日本(世界ランク9位)、トルコ(同6位)、イングランド(12位)、アルゼンチン(同2位)、フランス(同14位)、ロシア(同13位)の6カ国。出場6カ国が3チーム・2グループに分かれ、1回戦総当たりのグループリーグを行う。各グループ3位同士が5位決定戦、2位同士が3位決定戦、1位同士が決勝戦に進む。

 日本代表はAグループに入り、3月21日にイングランド、23日にトルコと対戦する。2020年の東京パラリンピックのメダル獲得を目指すチームが、世界の強豪相手にどのような戦いを見せるのか、ぜひ注目してほしい。

 注目選手は3月3日、4日に富士通スタジアム川崎で行われたブラインドサッカークラブチーム選手権 KPMGカップでAvanzareつくばで優勝を果たし、MVPにも輝いた川村怜。横への揺さぶりと縦を強引に割る突破力を併せ持つドリブル突破に注目だ。先に千葉で行なわれた代表合宿でも、キレのあるプレーを見せておりコンディションの良さが伺える。

 大会に向けて高田敏志監督は「テレビを通して、あるいはスタンドで今までブラサカを見たことのなかった方々に見ていただける素晴らしい機会。溌剌と攻撃的に勝って、サッカーの面白さを伝えるような試合をしたい」と意気込みを語る。

「もっともっとサッカーがうまくなりたい」というすべてのプレーヤー、そして、サッカーファンにぜひ見ていただき、心震えるような新しいサッカーの魅力を体感していただきたい。チケット、放送予定など大会の詳細は、[公式HP]まで。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください