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[新人戦]広島皆実が中国3位に。個と連動性を発揮し、今年は全国で活躍を

ゲキサカ / 2018年3月20日 11時25分

前半終了間際、広島皆実高MF岡本拓海(左)がゴールを喜ぶ

[3.18 中国高校新人大会3位決定戦 広島皆実高 3-1 広島観音高 広島スタジアム]

 第10回中国高校新人大会3位決定戦が18日に行われ、広島皆実高が広島観音高に3-1で快勝。3位に入った。

 広島ライバル対決となった3位決定戦。序盤から、広島皆実がキーマン・MF堤太一主将(2年)を中心にボールを握って試合を進める。狭いスペースでも複数の選手がかかわってボールを動かし、打開する上手さを見せる広島皆実に対し、前日の準決勝から先発7人を入れ替えた広島観音は攻守に慌ててしまう部分があって押し込まれる展開となった。

 前半14分、広島皆実は右中間から強引にドリブルで仕掛けた10番FW森内幸佑(2年)が左足でファーサイドのゴールネットを揺らして先制する。そして18分にはCB藏本京真(1年)が決定的なヘッドを放ったのに対し、この日もCB今野優利主将(2年)が好守を連発していた広島観音はカウンターからチャンス。20分には右サイドのMF川本成(2年)から10番MF出上直樹(2年)と繋いで、最後は左サイドを突破したMF山崎隼(2年)が決定的なシュートを打ち込んだ。

 だが、先に次の1点を奪ったのは広島皆実の方だった。MF山中陸月(1年)やMF前田和也(2年)の突破から決定機を作り出す広島皆実は前半アディショナルタイム、注目CB平山裕也(2年)が左ハイサイドへ正確なフィードを入れると、前田が斜めに仕掛けて突破。その折り返しをニアの森内がスルーし、後方から走り込んだMF岡本拓海(1年)が1タッチでゴールへ押し込んだ。

 2点ビハインドとなった広島観音は後半、MF今井凌(2年)のスルーパスで抜け出したFW是澤亮太(1年)がGKをかわすシーンや、MF橋本和(1年)が抜群のスピードを披露するシーンもあったが、追撃ゴールを奪うことができない。逆に後半25分、広島皆実は森内が右サイドを突破。FW久保太輔(1年)のシュートのこぼれ球を山中が右足で蹴り込んで3-0とした。

 広島皆実の強さが光る一方、広島観音が劣勢の状況でも全く気持ちを切らさずに走り、戦い続けていたことも印象的だった。その姿勢が後半34分に実る。広島観音は出上が左サイドから仕掛けて上げたクロスを交代出場FW茂木幸斗(2年)がダイビングヘッドでゴール。主力の多くが欠場した試合で次に繋がるゲームをした。

 勝った広島皆実は主軸として16年国体日本一を経験している堤や強力SB西原広太(2年)、平山、森内らプリンスリーグ中国を制した17年から主力の半数以上を残す注目チームだ。関東大会王者の昌平高(埼玉)と好勝負を演じた選手権で守備の奪いどころが向上。それをベースにボールを握って勝つことを目指している。

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