[MOM2451]広島皆実FW森内幸佑(2年)_「強引さ」を意識する10番が先制弾
ゲキサカ / 2018年3月20日 12時41分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.18 中国高校新人大会3位決定戦 広島皆実高 3-1 広島観音高 広島スタジアム]
「今日は存在感が大きかったですね」。広島観音高とのライバル対決で仲元洋平監督も認める活躍。広島皆実高は10番FW森内幸佑(2年)がチームを快勝へ導いた。
まずは前半14分、右中間から強引に縦へ仕掛けてDFを抜き去ると、そのままゴール方向へのドリブルから左足シュートを逆サイドのゴールネットに突き刺した。「今までの自分だったら(縦に行くのではなく)切り返していた。もっと強引さをもってやろうと思ってそれが出た」と森内。新人戦広島県大会後に負傷のため、約3週間離脱。その間に自分のプレーを整理し、より強引さを持って仕掛ける決意をしたという。それが結果に繋がった。
強引さを持とうと思ったのには理由がある。「強引さというのは大切。軽いプレーをしていたら、チームの中でもコイツに預けても行ってくれるか分からないとなる。気持ちで前に行ったらボールも自分のところについてくると思うし、そういうところは意識しています。10番をつけている(覚悟がある)し、攻撃だったら自分がやってやるという気持ちがあります」。チームを勢いづけるためにも自分が仕掛けて点を取る意気込みだ。
この日は個の突破、ゴール前での連係でも存在感があった。前半32分の決定機でシュートをクロスバーにヒットさせてしまったが、39分の2点目はDFを引きつける動きで追加点を演出。後半25分には右サイドを突破して3点目のゴールに繋げた。
「イメージは前を向いてガンガン仕掛ける選手。後ろを向いてプレーするのではなくて、前を向いて推進力を持って仕掛けていく、怖い選手になっていきたい。ドリブルで行くというところは結構できている。そこから打ち切って決めるという部分をこの春で高めていきたい」。
本人はまだ試合によってプレーに波があると感じている。その部分も改善して、今年は全国でも印象的な活躍を見せる。
(取材・文 吉田太郎)
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