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「試合に出れてうれしかった」中島翔哉、“進歩”示した代表デビュー弾

ゲキサカ / 2018年3月24日 2時43分

FW本田圭佑から祝福されるFW中島翔哉

[3.23 国際親善試合 日本1-1マリ リエージュ]

 A代表デビュー戦でいきなり結果を残した。0-1とマリ代表にリードを許して迎えた後半15分、今遠征で初めてA代表に招集された日本代表FW中島翔哉がピッチへと送り込まれた。

「裏でも足元でも状況に応じてプレーできればと思っていたし、パスの出し手の状況も見ながらやれればと思っていた。ドンドン前に行き、ドリブルでもパスでも仕掛けろと言われていた」

 左ウイングの位置に入ったが、サイドに張るだけではなく、中央に入り込んだり、低い位置に落ちるなど、状況に応じてポジションを変えてボールを呼び込み、「特長」である積極的な仕掛けでゴールに近付こうとする。後半40分にはMF三竿健斗のパスを向いてミドルレンジから狙うなど、ゴールへの強い意欲を示すと、その姿勢が同アディショナルタイムに結実する。

 中盤でボールを受けると、相手数人に囲まれながらも鋭いターンで一気に置き去りに。左サイドのFW小林悠に展開して自らはゴール前に走り込むと、小林のクロスのこぼれ球に反応した三竿のラストパスに飛び込む。「すごく良いパスをくれた。あとは触るだけだった」と左足ダイレクトで合わせたシュートでネットを揺らし、自身A代表初得点となる同点ゴールを記録した。

「あの位置に入って行くのは監督からも言われているし、自分もポルトガルでやっている中で思っていた部分。そこは、ここに来て一つ成長というか、進歩した部分ではあると思う」

 史上30人目となるA代表デビュー戦での初ゴール。「まだ一試合しか終わっていない」と答えつつも、「でも、とりあえず試合に出れたことはすごくうれしかった」と喜びを素直に表すと、「初めて一緒にプレーする選手もいたので、もっといろいろな部分で良くなると思う。次はもっといいプレーをできるようにしたい」とさらなる連係向上を図り、次戦でも結果を追い求める。

(取材・文 折戸岳彦)
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