両チームの得点が取り消される珍事も…無敗東京Vは山形とスコアレスドロー
ゲキサカ / 2018年3月25日 22時22分
[3.25 J2第6節 東京V0-0山形 味スタ]
J2リーグは25日、第6節を各地で行い、7位の東京ヴェルディが15位のモンテディオ山形とホームで対戦した。前半には両チームのゴールが立て続けに取り消されるという珍事が発生し、抗議のため4分間のアディショナルタイムを計上。試合は0-0で終えた。
ホームの東京Vは4日前に行われた前節の福岡戦(△1-1)から先発2人を変更。古巣対戦のFW林陵平とFW菅嶋弘希に代わり、前節途中出場のDF林昇吾とFWカルロス・マルティネスがそれぞれ今季初先発を飾った。
アウェーの山形は前節の横浜FC戦(●2-3)から4人が代わり、フォーメーションを3バックに変えた。前節先発のFW南秀仁は中学時代から長年過ごしたクラブとの対戦となったがベンチスタート。DF加賀健一、MF松岡亮輔、MF古部健太、FW汰木康也がスタメンに入った。[スタメン&布陣はコチラ]
序盤は東京Vがボールを握った。3バックを中心に相手のプレスを誘い込み、MF内田達也とMF井上潮音が降りてきてビルドアップ。ところが、そこから前に進めない。高いラインでコンパクトな守備ブロックを敷く山形に対し、有効なスペースをつくれない展開が続いた。
それでも相手ハイラインを突いた東京Vが徐々にチャンスをつくる。前半24分、自陣からのロングボールに反応したFWドウグラス・ヴィエイラのドリブルは加賀のスライディングで防がれるも、同26分、前線で起点となったD・ヴィエイラの落としに対し、林昇が左足でゴールを狙った。
すると前半29分、東京Vがネットを揺らす。左サイドを突破したDF奈良輪雄太が右足でクロスを送ると、ニアサイドのD・ヴィエイラが左足でフリック。ファーに流れたボールを林昇がワンタッチで押し込み、プロ初ゴールを決めたかと思われた。ところが、山形の守備陣は猛抗議。副審と協議した西山貴生主審は林昇がオフサイドポジションにいたことを認め、ゴールは取り消しとなった。
一方の山形は前半37分、DF山田拓巳とのワンツーで抜け出した加賀が右サイドを突破し、ふんわりとしたクロスを配給。FW阪野豊史と競り合ったGK上福元直人がボールをこぼし、ボールはゴールラインを割った。一度はゴールが認められたが、今度は東京Vの選手たちが猛抗議。約3分間あまりの中断の末、ファウルがあったと判定され、スコアレスのまま試合が再開された。
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