1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

ゴール取り消しの『プロセス』に問題提起…山形FW阪野「言った者勝ちは良くない」

ゲキサカ / 2018年3月25日 20時50分

ゴール取り消しの場面を振り返った山形FW阪野豊史

[3.25 J2第6節 東京V0-0山形 味スタ]

 ゴールが取り消されたという事実よりも、その結論に至ったプロセスを問題視した。モンテディオ山形FW阪野豊史は前半37分、ハイジャンプの競り合いからGK上福元直人のファンブルを誘発させ、貴重な先制点を導いたかと思われた。ところが東京ヴェルディの選手たちが猛抗議するとゴールは取り消しに。阪野は試合後「審判を囲んだほうが得をするというのは……」とロジカルに疑問を呈した。

 審判をリスペクトしているからこその問題提起だった。「自分も競っていたので、(判定が正しかったかどうかは)分からないです。それは審判が判断することなので……」(阪野)。この日、チーム最多3本のシュートを放ったストライカーは“最もゴールに近付いたプレー”をそのように振り返ると、さらに言葉を続けた。

「最初はゴールになっていたのに取り消されたのは、審判を囲んで抗議したほうが得なのかなと思ってしまう。そこは自分の判断で決めてほしかった。ヴェルディの選手だけが審判に言っていたけど、自分たちも言い合っていたら判定が変わっていたのかな……と。審判の判定には従うけど、言った者勝ちになるのは良くないと思う」

 猛抗議が判定を覆す契機になるというのなら、微妙な判定には抗議を行うことが得策ということになる。だが、それでは試合を楽しもうとする観客にとってフラストレーションとなることも認識している。「観客もそういう選手の姿は見たくないと思う。判定が変わるにせよ、変わらないにせよ、クリーンに見えるような判断をしてほしい」。自チームに有利か不利かの区別なく、試合を魅力的なものにするための訴えだった。

 この日は最後までスコアが動くことなく、勝ち点1を加えるにとどまった。守備的な戦い方を選んだこともチャンスの少なさに影響したが、クロスに合わせた場面や裏に抜け出した場面など、得点に近付く決定機があったのも事実。昨季キャリアハイの13得点を挙げたストライカーは「攻撃に比重がかかっていない試合でもチームを勝たせるプレーをしたい」と視線を前へと向けた。

(取材・文 竹内達也)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
●[J2]第6節 スコア速報

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください