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[アンブロGACH1-TR]静岡新人戦2位・常葉大橘は中部大一に辛勝…「決め切るところ」に課題

ゲキサカ / 2018年4月2日 13時45分

シュートを放つ常葉大橘FW池田覇人(2年)

[4.1 第2回 GACH1-TR CAMP in東海 中部大一高1-2常葉大橘高 ホンダ細江グランド]

 フットボールに「ガチ」で向き合うユース年代のプレーヤーのためにアンブロが行う「第2回 GACH1-TR CAMP in東海」2日目が1日に、ホンダ細江グランドで行われ、静岡県新人大会準優勝の常葉大橘高(静岡)が中部大一高(愛知)と対戦。前後半に1点ずつを奪った常葉大橘高が2-1で勝利した。

 大会の王者となった昨年度に続き、躍進を狙った常葉大橘だったが、前日は東海学園高に敗戦。この日は「来週からリーグが始まるので、選手層の底上げができるように心がけながら試合に挑んだ」(新井裕二監督)。主力を怪我で欠く中部大一も「次の子たちがどれだけ出てくるかを試すのに有意義な大会」(伊藤裕二監督)で、双方がテスト色の強いメンバーを前半から送り込んだ。

 立ち上がりのペースを掴んだのは常葉大橘だった。新井監督が「攻撃パターンを一つではなく、いくつかのバリエーションを持って仕掛けようと選手に話していた。相手の出方や守備のやり方に応じて、変化を加えようとしてくれたと思う」と振り返るように、DF松浦幸佑(3年)とDF寺田怜央(2年)のCBコンビを起点に最終ラインからボールを動かしながら、タイミングを見ては相手DFの裏にロングフィードを配球。MF中村祐太(2年)が右から見せる仕掛けもアクセントとなり、前半14分には中盤を抜け出した中村のスルーパスから、FW井上裕斗(3年)が先制点をマークした。

 対する中部大一も「力の差はあると思っていたので、その中でよくやってくれたとは思う」と伊藤監督が振り返ったように、押されながらも要所を防ぎながら、2点目を回避。ただ守るだけでなく、隙を見てはMFシルバ宮代アロンソ(2年)やMF武田弘貴(3年)が相手ゴール前までボールを運んだが、「打ち切って終われば良いのに、なかなか打てなかった」(伊藤監督)。

 後半からは、エースのMF水野颯太(3年)らを投入した常葉大橘が攻勢を強めた。伊藤監督が「常葉橘の子たちはカウンターで仕掛けた時に、フィニッシュまで持って行く力があった」と舌を巻いたように、ボール奪取から素早く攻撃に転じたが、後半19分に放った水野のミドルシュートがクロスバーに当たってからは、シュートがことごとくポストやバーに阻まれ、2点目が奪えない。すると、26分には守備の隙を突かれ、MF日比野温人(2年)のパスからMF三岡和暉(3年)に同点ゴールを決められた。

 28分には常葉大橘が意地を見せ、左サイドを仕掛けた水野が勝ち越し点をマーク。2-1で勝利したが、新井監督が「決めきる所を決めていれば楽に勝てた試合だった。昨日やられたのもそういう部分で、勝ち切れない理由を選手は分かってくれていると思う」と口にしたように、課題が見えたゲームとなった。

(取材・文 森田将義)

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