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日本高校選抜優勝の“陰の功労者”MF宮本に恩師からダメ出し。「もっともっと成長していきたい」

ゲキサカ / 2018年4月3日 13時34分

守備での貢献度が非常に高かったMF宮本優太(流通経済大柏高→流通経済大)(写真協力=高校サッカー年鑑)

[4.2 デュッセルドルフ国際ユース大会決勝 ボルシアMG 1-2 日本高校選抜]

 特に守備面では縦横無尽に走り回り、相手の攻撃を潰し続けていた。第56回デュッセルドルフ国際ユース大会で5年ぶりの優勝を果たした日本高校選抜の“陰の功労者”。17年度のインターハイ優勝、全国高校選手権準優勝校の主将を務めたMF宮本優太(流通経済大柏高→流通経済大)はその守備力でチームを支え続けた。

「守備は(やられかけても粘り強く)『まだまだ、まだまだ』と続けること」というチームコンセプトを宮本は体現してきた。それは決勝でも変わらず、ボールサイドの味方を献身的にサポートして挟み込むようにボールを奪い、相手のフィードに対しては足を投げ出すような守備。大会のベストMFは3ゴールに加えて攻撃をコントロールしていたMF田部井涼(前橋育英高→法政大)に譲ったが、その田部井も認める運動量やボール奪取を発揮して優勝に大きく貢献した。

 選手権決勝で優勝を争ったライバル、田部井とのプレーを楽しんだ。「本当に楽しかったですね。気が利く選手ですし、ポゼッション能力も物凄く高い選手なので、自分ができないこともカバーしてやってくれますし、涼ができないところも自分が良くカバーできたんじゃないかと思いますね」。中盤で大きな役割をしていた2人は率先してリーダーシップを発揮。決勝後はライバルから心強い仲間に変わった田部井と優勝を喜んでいた。

 個人的にも自信を得る大会となった。「予測やボール獲りのところは附属(流通経済大柏高)の時から良いと言われていて、(流経大柏コーチの斉藤)礼音さんにも『オマエは世界で絶対に通用するから頑張って来い』と言われていて、その通りにやれることもあったんじゃないかなと思います」と振り返る。

 だが、表彰式後、流経大柏・斉藤コーチから入っていたLINEには「優勝おめでとう。まだまだだな」という厳しい言葉。本人は「褒めてくれるかな」と思いもあったというが、そのLINEには守備をしての一歩目が攻撃に繋がっていないというダメ出しも入っていたという。恩師の言葉は刺激に。デュッセルドルフ国際ユース大会は初戦で先制ゴールを決める活躍も見せている宮本だが、優勝の余韻に浸りすぎることなく、気持ちを引き締めて大学サッカーをスタートさせる。

「もっともっとゲームを決めれる選手にならないといけない。これから大学のトップチームにかかわったとしても、そこで身体負けしないように今からトレーニングすることも大事だと思うので、もっともっと成長していきたいですね」。強豪・流通経済大へ進学する宮本は1年生からトップチームに入っていくことが目標。課題を改善し、世界で通用した武器をさらに磨く。

(取材・文 吉田太郎)●2018日本高校選抜欧州遠征特設ページ

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