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生駒「気持ちが凄かった」、蓑田「個人的に負けたくなかった」互いに認め合う高校選抜CBコンビは欧州相手に屈せず

ゲキサカ / 2018年4月3日 16時8分

日本高校選抜のCBコンビ、生駒仁(鹿児島城西高→横浜FM、右)と蓑田広大(青森山田高→法政大)が堅守で優勝に貢献。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[4.2 デュッセルドルフ国際ユース大会決勝 ボルシアMG 1-2 日本高校選抜]

 激しくチャージしてくる外国人FW相手に当たり負けしない強さ。日本高校選抜は生駒仁(鹿児島城西高→横浜FM)と蓑田広大(青森山田高→法政大)の両CBが決勝戦でもフィジカルコンタクトでの強さと“日本らしい”しつこい守りでボルシアMGの攻撃を封じて見せた。

 守備範囲の広さと対人の強さ、空中戦の強さなどを発揮する生駒は九州の強豪、鹿児島城西高で1年時から先発に名を連ね、U-18日本代表歴も持つJリーガー。一方の蓑田は北の名門、青森山田高で最終学年になってポジションを獲得し、そのフィジカル能力の高さと“気持ちの強さ”で相手の攻撃を跳ね返すストッパーだ。

 生駒が蓑田について「やっていて楽しかったです。気持ちが凄かったです。今大会も一緒にやっていて頼りになりました」と語れば、蓑田は生駒について「学ぶことが多く、仁は身長もあって対人も強い。個人的に負けたくなかった。でも、一緒にやる中で頼りになる。良いタッグが組めたと思います」とライバル視しているCBから多くのことを学んだことを説明していた。

 その認め合う2人は準決勝の後半を除く全ての時間でコンビを組んで欧州の強敵の攻撃を封鎖。それぞれの特長を出して、日本高校選抜にとって5年ぶりの優勝に貢献した。

 最終日、大声で歌いながら試合会場へ向かうバスに乗り込んだ蓑田は普段どおりにリラックスして戦い、力を出し切った。「しつこく来られるのが苦手と試合中分かっていたので、自由にやらせないこと。世界的に見たら、自分は全然小さいCBだと思う。自分のスキルを出さないと勝てないと思っていたので、しっかり出せたと思います」と語り、これから「負けたくない」という存在の生駒と同じステージに上がるため、他のチームメートに負けないために「負けない気持ちを持って大学生活を送っていきたいと思います」と力を込めた。

 一方の生駒はJリーガー、守備の柱としての期待にプレーと結果で応えた。日本から激励に訪れたサポーターとも優勝を喜んで大会を終えたCBは、「優勝するために、チームのためにやった結果がこういう結果になったのでそれは良かったと思います。チームでやるべきことをやっていれば、結果を出せばついてくると思う。自分ができることを一生懸命やって代表につなげていきたい」。年代別代表入りも期待される生駒は欧州で得た自信を持って帰国し、まずプロのステージでピッチに立つことを目指す。

(取材・文 吉田太郎)●2018日本高校選抜欧州遠征特設ページ
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