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[MOM2476]東京VユースMF村井清太(3年)_前育6バックを一裂き…勝敗を分けた単独突破

ゲキサカ / 2018年4月15日 14時55分

1ゴール1アシストを記録した東京VユースMF村井清太(3年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.14 プリンスリーグ関東第2節 東京Vユース5-3前橋育英高 ヴェルディG]

 昨季王者の前橋育英高をホームに迎え撃った大事な一戦。1点リードで後半を迎えた東京ヴェルディユースだったが、開始1分にロングスローから失点し、その後は6バック気味に守る前橋育英高を相手に攻めあぐねる展開が続いていた。だが後半37分、勝敗を分けたのは背番号8の単独突破だった。

 左サイドに開いたMF村井清太(3年)はMF山本理仁(2年)のパスを受け、迷わず前を向いた。「やり直すことは考えず、スペースを見つけてやり切るだけだった」。そんな言葉どおり、ベタ引きで守っていた相手ディフェンスを一気に抜き去り、鋭いグラウンダークロスを供給。決勝点となるFW松橋優安(2年)のゴールをお膳立てした。

「後半は相手が引いてきて、じれずに1点を取ればいいと思っていたので、チームとして焦らず仕留められてよかった」。決勝点の場面をそう冷静に振り返った村井だが、ボールポゼッションでリズムをつくるサッカーにおいて、組織力を超えていく個人技が勝負を決めるもの。「あのドリブルは形が結構できていると思います。いなすドリブルが得意なんですけど、あの時は『抜けちゃった』という感じ」と胸を張った。

 前半36分には、右からのクロスに飛び込み、チームの3ゴール目を記録した。序盤の2-0から1点を返された後、なかなか攻め手がない時間帯だっただけに、こちらもチームを楽にする一発。「走り込むのは練習しているので、良いボールが来てよかった」とクロスを上げたDF三浦雅人(3年)を称えていた。

 東京Vユースは今季、ジョゼップ・グアルディオラ監督時代のバルセロナを意識したサッカーを展開しており、2列目の村井は「シャビとかイニエスタの映像をよく見せてもらう」という。「引いてくるチームも多くなってくると思うので、遠目からのシュートを決めたら楽になる。変化をつけていきたい」と、“つなぐ”ことだけにとどまらない意識付けが実を結んだパフォーマンスだった。

(取材・文 竹内達也)●2018高円宮杯プリンスリーグ特集

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