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[プレミアリーグEAST]“市船のゴジラ”CB岸本が圧巻ヘッドでプレミア初ゴール!

ゲキサカ / 2018年4月24日 2時54分

後半14分、市立船橋高CB岸本駿朔が豪快ヘッドで同点ゴール

[4.21 高円宮杯プレミアリーグEAST第3節 市立船橋高 2-2 浦和ユース グラスポ]

 “市船のゴジラ”が圧巻ヘッドでプレミア初ゴールを決めた。0-1の後半14分、市立船橋高はMF大関克弥(3年)の左CKに後方の位置からタイミング良く走り込んだCB岸本駿朔(3年)が頭で合わせる。まさにDFの頭の真上から打ち込んだ強烈な一撃は、ゴール右隅に突き刺さった。

 両手を広げて走り出した背番号5はサブ組の選手たちと喜びを爆発。高さ、タイミングともに完璧と言えるような一撃を決めた岸本は「前半、0-1で相手はチャンスというチャンスがなかったのにセットプレーで1点やられて、自分たちの方がチャンスあったし、ゲームコントロールしていた。(同点ゴールのシーンは)セットプレーから1本流れ変えてやるという気持ちでいいボール来たんで、当てるだけでした」。味方が決定機を逸するシーンもあった中、注目度上昇中のエアバトラーが圧巻ゴールで試合を振り出しに戻した。

 一発で試合の流れも変えた岸本はこの日、CB田谷澪斗(3年)とともに制空権を握り続けていた。後半残り10分から浦和ユースが怪我明けの187cmCB大桃伶音を前線で起用してきても、MF余合壮太(3年)と挟み込む形で決定的な仕事をさせなかった。

 だが、相手のロングスローやクロスボールを連続で放り込まれて徐々に余裕がなくなり、「勝ち急いだ」部分が出てしまう。この日、ベンチスタートだったMF岡井駿典主将(3年)に代わり、初めてキャプテンマークを巻いた岸本は大声でチームを鼓舞し続けていたが、悪い流れを断ち切れなかった市立船橋はアディショナルタイムに不用意なファウルでPK献上。これを決められて勝ち点3を逃した。

 朝岡隆蔵監督は「1プレーに対する意識を変えないと勝負を逃してしまう」と指摘。岸本は前半にCKから決められた失点についても、セットプレーを与えすぎていたことを反省する。自身も抜群の高さを見せ続けていた一方でビルドアップでのイージーミスなどがあっただけに、改善して精度、集中力を高めていく考えだ。

 岸本は「ゴジラ」の愛称を持つ。小学生時代に所属していたレジスタFCのコーチに名付けられたという「ゴジラ」は中学、そして市立船橋でも日常から呼ばれるニックネームとなった。「高校入った時とか、(サッカー部だけでなく)学校とかで言われるのは嫌だったですけれども、そこでみんな覚えてくれるならば」という岸本は、前節の流通経済大柏高戦(0-0で引き分け)、そして浦和ユース戦と愛称同様のスケール感大きなプレーを見せている。

 次節は同じ千葉県勢・柏U-18との一戦。「また来週もホームなので、絶対に勝たなければいけない試合だと思います」と意気込むCBが、次節も攻守において抜群の高さ、強さを示し、次こそチームに勝ち点3をもたらす。

(取材・文 吉田太郎)●2018高円宮杯プレミアリーグEAST特集

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