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ベンチスタート南野は出場ならず…EL準決勝第1戦はマルセイユがザルツブルクに2発先勝

ゲキサカ / 2018年4月27日 6時5分

マルセイユがEL準決勝第1戦を制した

[4.26 EL決勝T準決勝第1戦 マルセイユ2-0ザルツブルク]

 ヨーロッパリーグ(EL)は26日、決勝トーナメント準決勝第1戦を行った。日本代表DF酒井宏樹が所属するマルセイユ(フランス)はホームでFW南野拓実が所属するザルツブルク(オーストリア)と対戦し、2-0で勝利した。負傷中の酒井はメンバー外に、ベンチスタートの南野も出場することはなかった。

 14年ぶりの決勝進出を狙うマルセイユは、酒井とGKスティーブ・マンダンダ、DFロランドといった守備の要が負傷で欠場。ボランチのMFルイス・グスタボがセンターバックとして最終ラインに入った。4-2-3-1の布陣を敷き、前線にはFWコスタス・ミトログル、MFルーカス・オカンポス、FWディミトリ・パイェ、MFフロリアン・トバンの好調攻撃陣を配置している。

 一方、24年ぶりの決勝進出を目指すザルツブルクは、4-4-2の布陣を敷く。最前線には韓国代表FWファン・ヒチャン、FWムナス・ダブールが起用され、中盤には攻撃の起点としてMFハネス・ボルフ、MFバロン・ベリシャが入っている。

 両者はグループIで2回対戦し、ザルツブルクが無失点の1勝1分で勝ち越していた。しかしこの試合ではマルセイユが先制に成功する。前半15分、PA右角の外付近でFKを獲得したパイェが右足キックを放つと、ファーサイドのトバンがヘディングシュート。トバンの手に当たってゴールに入ったものの、そのままマルセイユのゴールになった。

 ザルツブルクは前半26分から立て続けにチャンスをつくる。ダブールがPA左の深い位置で切り返し、マルセイユ守備陣を翻弄。しかし折り返しはGKヨアン・プレに阻まれた。29分にはDFシュテファン・ライナーが中盤から左足ミドルを放つが、再びプレにセーブされた。

 前半を1-0で折り返したマルセイユだが、後半5分にアクシデント。オカンポスが負傷し、MFアンドレ・ザンボ・アンギッサが投入された。また14分にはMFマキシム・ロペスに代えてMFクリントン・エンジーも途中出場する。

 すると後半18分にマルセイユが追加点。パイェはエンジーのスルーパスから左サイドを突破する。中央に折り返すと、PAライン付近まで走り込んだエンジーがボールを収め、そのまま右足を一閃。低い弾道はゴール右に突き刺さり、マルセイユが2-0とリードを広げた。

 ザルツブルクは後半32分、FWフレドリック・グルブランドセンが左サイドからのクロスを右足で合わせるが、ゴール左ポストを強打。36分には交代枠3人を使い切り、南野はこの試合で出場することはなかった。試合は2-0でマルセイユが準決勝第1戦を勝利。第2戦は5月3日にザルツブルクのホームで行われる。
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