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横浜FM天野純が芸術FK弾!!内田篤人も「俊さんかと思った」と脱帽

ゲキサカ / 2018年4月28日 22時43分

鮮やかな直接FKで追加点を決めたMF天野純がチームメイトから手荒い祝福を受ける

[4.28 J1第11節 横浜FM3-0鹿島 日産ス]

 繊細な感覚を微調整し、芸術的なFK弾を叩き込んだ。横浜F・マリノスは1-0の前半21分、PA右手前の位置でFKを獲得。MF天野純の左足から放たれたキックは壁の上を越えてカーブがかかり、ゴール右上のポストを弾いてゴールネットを揺らした。

「芝の濡れ具合だったり、キーパーと駆け引きして、うまくかみ合った。蹴った瞬間、入ったと思った」。鮮やかな直接FK弾は前節25日の札幌戦(1-2)での“教訓”が生かされていた。

 札幌戦の後半アディショナルタイム、同じような位置でFKのチャンスがあったが、ゴール右上を狙ったボールは相手GKのファインセーブに遭い、惜しくもゴールとはならなかった。

「前節、同じような位置からキーパーに触られて、ボールスピードと高さが足りなかったと感じた。腰のひねりと足首の角度でうまく修正できた」。今度はGKも届かない完璧なコース。「札幌戦の感覚があったから狙ったゴール。去年よりボールスピードが出るようになって、あの距離も射程圏内」と胸を張った。

 これには鹿島のDF内田篤人も「俊さん(中村俊輔)かと思った。蹴り方とか。スカウティングで見ていても思ったけど」と、元横浜FMでFKの名手であるMF中村俊輔(磐田)の名前を挙げ、脱帽するしかなかった。

 前半7分には天野のシュートのこぼれ球をFW遠藤渓太が押し込み、先制点。2-0の後半21分にも天野の左クロスからファーサイドのFW仲川輝人が折り返し、MF中町公祐が右足で合わせた。全3得点に絡む活躍のレフティーは待望の今季初ゴールにも「チームが勝てたことがうれしい」と、6試合ぶりの白星となる今季リーグ戦ホーム初勝利を喜んだ。

「今まで内容と結果が伴っていなかったけど、今日はマリノスらしく守り切れた。今年のマリノスらしくはないかもしれないけど、今までのマリノスのDNAを体現できたかなと思う」。シュート数は6本対17本。苦しい時間帯もあったが、守備陣の体を張ったディフェンスを含め、チーム全員で勝ち点3をもぎ取った。

 順位も15位から13位に上がったが、「次、勝たないと、この勝利も何の意味もなくなる」と気を引き締める天野は「監督が言っている“90分相手を圧倒するサッカー”を目指すべきだし、今日はそれができなかった。今日の試合にはみんな満足していないし、監督も満足していないと思う。みんなで共通意識を持ってやっていきたい」と力説。アンジェ・ポステコグルー新監督の下、“ハイプレス・ハイライン”を代名詞に新たなサッカーに取り組むチームの主軸として、この1勝をきっかけに勝ち星を積み重ねていくつもりだ。

(取材・文 西山紘平)
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