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マインツが残留決定!! 武藤の通算20点目が決勝ゴールに…ドルトムント香川はメンバー外

ゲキサカ / 2018年5月6日 0時24分

残留を決める決勝ゴールを決めたマインツFW武藤嘉紀

[5.5 ブンデスリーガ第33節 ドルトムント1-2マインツ]

 ブンデスリーガは5日、第33節を一斉開催し、FW武藤嘉紀所属のマインツとMF香川真司所属のドルトムントが対戦した。武藤はブンデスリーガ通算20得点目となる決勝点を決めた一方で、香川は負傷が再発して欠場。試合はマインツが2-1で勝利し、1試合を残して1部残留を決めた。

 試合はさっそく動いた。前半4分、マインツは自陣からのビルドアップで敵陣に侵入すると、MFジャン・フィリップ・グバミンがMFレビン・エズトゥナリとのワンツーでPA内に切り込み、トリッキーなヒールパスを配給。MFボテ・バクが落ち着いて流し込み、前節デビュー戦で得点を挙げたユース出身20歳が貴重な先制点を奪った。

 さらに前半13分、今度は武藤が魅せた。ボールが左サイドに流れ、FWパブロ・デ・ブラシスがふわりとしたクロスを供給。ニアサイドに走り込んだ武藤がハイジャンプで反応すると、DFエメル・トプラクに競り勝って、かすかに軌道を変えるヘディングシュートで流し込んだ。武藤はこれで今季8ゴール目。1年目の15-16シーズンの7点を上回るキャリアハイとなった。

 2点ビハインドを負ったドルトムントも前半16分、左サイドを駆け上がったFWジェイドン・サンチョが最終ライン裏でボールを受け、PA左まで一気にカットイン。足裏クイックターンで相手DFを置き去りにして前を向き、中央に折り返すと、MFマキシミリアン・フィリップが決めて1点を返した。

 後半はドルトムントが攻勢をしかけるが、サンチョ、MFマリオ・ゲッツェのシュートはネットを揺らすに至らず。一方のマインツは後半16分、PA内に切れ込んだ武藤がDFマルセル・シュメルツァーとDFマヌエル・アカンジのチャージで倒されたが、PKを告げるホイッスルはなし。大きな決定機を逃した。

 後半22分、武藤はMFマルコ・ロイスへのスライディングでボールを奪おうとするも空振り。プレーオンで流れたボールが再び武藤にたどり着くと、今度はロイスがスライディングでボールを奪い、ファウルの判定が下される。ここでプレーは止められたが、武藤だけにイエローカードが提示された。

 その後はドルトムントが攻め込む時間帯が続いたが、サイドからのクロスが通らない場面が多く、なかなか得点に至らない。一方、マインツは後半42分、武藤を下げてDFジュリオ・ドナーティを投入し、守備のかける人数を増やした。アディショナルタイムは3分、ドルトムントが崩したシーンはほとんどなく、試合はそのまま終了した。

 ドルトムントはこの日が今季のホーム最終戦。4月下旬に引退が発表されたGKロマン・バイデンフェラーもベンチ入りし、サポーターからは大きな声援が送られていたが、最後の花道を飾ることができず。依然として3位のポジションは変わらないが、UEFAチャンピオンズリーグ出場決定は最終節、勝ち点3差で追う4位ホッフェンハイムとの直接対決の結果に委ねられることとなった。
●ブンデスリーガ2017-18特集
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