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流動的ポジションから決定機続発も…「勝ち点30」目標の大宮ユースは“受け身“に課題

ゲキサカ / 2018年5月6日 8時10分

1点を先制しながら敗れた大宮アルディージャユース

[5.5 高円宮杯プリンスリーグ関東第5節 川崎F U-18 2-1 大宮ユース 川崎F麻生G]

 プレミアリーグからの降格組である大宮アルディージャユースは今季、18試合制のプリンスリーグ関東で「勝ち点30」を目指して戦っている。だが、これまで5試合の勝ち点は『7』で、目標に足りないペース。システマチックな攻撃で多くのチャンスをつくっている一方で、「勢いに乗る相手に対し、受けに回ってしまう」といった課題が出ているようだ。

「前半は点を取って良い流れで来ていたけど、後半は受けに回ってしまうのか、甘さが出てしまった」。サイドバック、2トップという複数のポジションを担うDF吉永昇偉主将(3年)は川崎フロンターレU-18との一戦をそう振り返った。前半に先制しておきながら、後半に2点を奪われて逆転負け。引き分けた前節の東京Vユース戦と同じような流れとなった。

 試合を通じて、決定的なチャンスは少なくなかった。自陣でのビルドアップの局面は4~5枚で相手プレスをかいくぐり、意図的に孤立させたサイドアタッカーが敵陣に進攻。「流動的にポジションを取るのがアルディージャのフットボール」(吉永)という手慣れたスタイルで、前後半90分間で放ったシュートは16本を数えた。

 だが、スコアはわずか1点のみ。丹野友輔監督は「前半は攻撃で主導権を握って、ボールを持つ時間が長かった」と狙いを遂行することはできた一方で、「最後のチャンスを決められなかった」と指摘。そして迎えた後半は「メンタル的に乗ってきた相手に対し、受け身になってしまった」と悔やんだ。

 昨季の順位表を見ると、勝ち点30は3~4位という水準にあり、プレミアリーグ復帰をかける参入戦に出場できるかどうかという瀬戸際。すなわち、上を目指すならばそれ以上の勝ち点を取る必要がある。ここからリーグ戦はいったん中断し、昨季は全国行きを阻まれたクラブユース選手権の関東予選に臨む。「全国ベスト8」(丹野監督)という目標に向けて、このステージを良い足がかりとしたいところだ。

(取材・文 竹内達也)●2018高円宮杯プリンスリーグ特集

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