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[プリンスリーグ九州]巧さとタフさ兼ね備えた鳥栖U-18が大津に5発快勝!開幕6連勝!

ゲキサカ / 2018年5月8日 20時37分

 すると後半3分、鳥栖は右中間から縦に仕掛けたMF兵働透生(3年)が1対1を制してラストパス。これを秀島が後ろ足で巧みにゴールへ流し込んだ。リードを広げた鳥栖は、この日最後までスピードのある動きを見せつけていた石井と力強い突破でDFラインに穴を開けていた秀島を中心に、アイディアのある多彩な攻撃を披露。次々と決定的なシーンを作り出し、初先発の1年生MF西村洸大もクロスバー直撃の左足ミドルを打ち込んだ。

 27分には右サイドの兵働がアーリークロスをDFラインの背後へボールを落とすと、走り込んだ交代出場MF相良竜之介(1年)が左足ダイレクトボレーを突き刺す。さらに44分には右サイドでDFと入れ替わった交代出場FW打越隼(3年)が右足シュートを決めた。大津は失点を重ねても立ち向かい続け、アディショナルタイムに高見が意地のゴール。主力不在の中でもチャンスを幾度も作り出す力を見せたが、それでも不要な失点が多く、反省点の多い試合となった。

 シュート20本で5点を奪った鳥栖の金明輝監督は「DFラインの安定感はもうちょっと」と苦言を呈することも忘れなかったが、「一丸となって良かった」と選手たちを称える。現時点でのチーム力は優勝した昨年にはまだ及ばないという。それでも、「意識の高さは昨年以上に持っているチームです」と指揮官。林は「監督は結構鼓舞して、勝っている時でも言ってもらえていますし、助かっています」と語っていたが、勝っても、負けても厳しい金監督の要求に選手たちは全力で応え、それ以上のプレーをしようとしている。

 どこにも負けない走力と攻撃のアイディアも伸ばしながら、勝ち続けるか。今年の目標はプレミアリーグ昇格と全国タイトル奪取。林は「プリンスは一時中断期間に入りますけれども、この調子でクラブユース予選も優勝して、全国でも頂点という結果を残したい。今トップチームの調子が良くないので、自分たちが勝ち続けていい影響を与えられたらいいと思っています」。プレミアリーグの一つ下のステージで強さを見せる鳥栖。プレミアリーグに昇格し、より成長することのできる環境を手に入れることができるか。今年、才能たちはそれぞれがトップチームデビューを目指しながら、U-18チームでは貪欲に結果を求める。

(取材・文 吉田太郎)●2018高円宮杯プリンスリーグ特集

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