[MOM2504]習志野DF関海翔(3年)_指揮官「パーフェクト」の評価。役割全うして無失点勝利
ゲキサカ / 2018年5月12日 19時0分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.12 関東高校大会千葉県予選準決勝 習志野高 5-0 東京学館浦安高 ゼットエー]
関東大会出場を決めた習志野高の福田克行監督は、「きょうはパーフェクトでした。(東京学館浦安高の)長いボールを想定していたけれど、競り合い、カバーリングと安定して守備をしてくれていた」とCB関海翔(3年)のプレーを称賛していた。関は、長身で身体能力の高いCB松戸瑛登をサポートしながら、自身もヘディングなどの強さを発揮。5得点を奪った攻撃陣を後方から支えて関東大会出場の立て役者となった。
「ズバ抜けたものは無いのでミスしないとか、基本的な守備ができるように」意識しているという関は、実直な動きを継続。そして「強いていうならばカバーリングは強みだと思っている。味方がミスしてもしっかりとカバーしたい」というように、味方にビルドアップのミスが出てもカバーして簡単にはシュートを打たせない。
加えて、「瑛登が競った時は自分がカバーして、自分が行ったらカバーしてくれる。いい関係が築けている。最初はミスあったり連係合わなかったりしたけれど、今は改善されてオンとオフの面でもいい感じで仕上がってきた」という松戸とのコンビで相手のアーリークロスや縦パスに対応。GK菅野九十九(3年)の好守に助けられたシーンもあったが、高く評価された動きで今大会3度目の無失点勝利を果たした。
昨年は鵞足炎や捻挫の影響で5か月もピッチから離れていたという。その影響によって公式戦はBチームの一員として出場した千葉県2部リーグの3試合のみ。Aチームの先発獲得へのアピールをすることもできなかった。
だが、「最後の年なのでやるしかない」と気持ちを入れ直して臨んでいる今年はチームの勝利に貢献中。まだまだミスがあることを反省しながらも、「中心になりたい。味方から信頼される存在、『コイツがいるから失点しない』と頼られるような存在になりたいですね」と語るCBは成長へ貪欲だ。より後方でチームの守りを引き締め、信頼される存在となって、また無失点で白星を勝ち取る。
(取材・文 吉田太郎)
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