フランクフルト、DFBポカール決勝でバイエルン撃破!! “ポリバレント“長谷部がタイトル獲得
ゲキサカ / 2018年5月20日 5時11分
[5.19 DFBポカール決勝 バイエルン1-3フランクフルト]
DFBポカール(ドイツ国内杯)は19日、決勝戦を行い、MF長谷部誠とFW鎌田大地所属のフランクフルトがバイエルンと対戦した。2年連続の決勝進出を果たしたフランクフルトがFWアンテ・レビッチの2得点などで3-1の勝利。1987-88シーズン以来30季ぶり5度目の優勝を飾り、来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得した。
ブンデスリーガ第31節ヘルタ・ベルリン戦(●0-3)で一発退場となった長谷部にとって、3試合の出場停止を経て約1か月ぶりの公式戦。来季からバイエルンの指揮官を務めることが決まっているニコ・コバチ監督は4-1-4-1のフォーメーションを採用し、リベロ起用が続いていた長谷部はアンカーでピッチに立った。
前評判では、前人未踏のブンデスリーガ6連覇を果たしたバイエルンが圧倒的な優勢だったが、先にスコアを動かしたのはフランクフルトだった。前半12分、MFハメス・ロドリゲスからボールを奪ったレビッチが味方に預けて前に出ると、MFケビン・プリンス・ボアテングのスルーパスを受けてPA際からネットを揺らした。
その後の時間帯はバイエルンが一方的にボールを握った。前半17分にMFトーマス・ミュラー、同24分にMFヨシュア・キミッヒ、同26分にはFWロベルト・レワンドフスキが惜しいシュートを放ったが、いずれもゴールを陥れることはできず。同45分には、MFチアゴ・アルカンタラを倒した長谷部にイエローカードが下された。
フランクフルトは後半、長谷部がリベロに入り、後ろに重心をかける。ところが8分、バイエルンが同点に追いついた。DFニコラス・ズーレが持ち上がりから右サイドにスルーパスを送り、キミッヒがマイナス方向に折り返すと、反応したのはポーランド代表レワンドフスキ。GKルーカス・フラデツキーの動きを見て、左足で冷静に流し込んだ。
先に動いたのはフランクフルト。後半15分、MFマリウス・ボルフに代えてMFミヤト・ガチノビッチを起用した。一方、バイエルンのユップ・ハインケス監督は後半19分、T・アルカンタラに代えてMFコランタン・トリッソを投入。下げられたT・アルカンタラは両手を広げて抗議の意を示した。
バイエルンは後半24分、キミッヒのクロスに中盤から走り込んだトリッソがシュートを試みたが、長谷部がスライディングでクリア。同25分にはミュラーを下げ、長期離脱から復帰したMFキングスレー・コマンを入れた。フランクフルトは同29分、MFジョナサン・デ・グズマンに代えてDFマルコ・ルスを投入し、ポリバレントな長谷部が中盤に上がった。
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