[MOM2508]三重MF奥村和暉(3年)_万能型のリーダーがボランチ、CBで流れ変える働き
ゲキサカ / 2018年5月20日 7時27分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.19 総体三重県予選決勝リーグ第1節 三重高 2-2(PK6-5)伊賀白鳳高 三重交通Gスポーツの杜 鈴鹿]
強風も、相手のスピードも関係ない。三重高はこの日、自分たちの目指しているサッカーを表現することはほとんどできなかったという。主将のMF奥村和暉(3年)は「(一発勝負のトーナメント戦ではなく、)リーグ戦という甘さが出た。ここに向けてしっかりできとるヤツが少なかった」と厳しかった。
全体的に受け身になり、慌ててしまって特長の攻撃が十分に出せなかった試合。その中で前向きにプレーし、評価されていたのが、奥村や左SB飯坂唯人(2年)だった。特に奥村は「みんなテンパって前に前にとなっていた。みんながああなっている以上、僕がやらないといけないと思っていた」というように、ボランチで攻撃を落ち着かせ、CBに移行した後半7分以降は最終ラインからスペースを突くドリブルで持ち上がって攻撃に変化をつけるなど、存在感ある動き。交代出場した大黒柱のMF藤村祐世(3年)とともに流れを変えてPK戦勝利へと導いた。
本職のボランチに加えCBでも試合をコントロールできる奥村は、1年時にはSBでプレーしていた万能型。それぞれのポジションで配球やドリブルなど良さを発揮できるところ、「目立たないところもあるけれども陰になって」周囲を活かすことができるところが強みだと考えている。
明確に自分、チームを分析し、言葉に変えていた奥村は三重をリーダーとしてだけでなく、プレーヤーとしても三重に欠かせない存在だ。「(チームは)まだまだ甘い。変わっていかないといけない。(個人として)スタイルが味方活かすプレーなので献身的に走ったり、人を活かして走ったり、みんなを活かしてお膳立てできるように。理想はバルサが好きで一番いいのはブスケツ足すシャビ」と語る主将が、自信を持って戦うことのできるチームに三重を変えて、全国ベスト4という目標に挑戦する。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018
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