「W杯ってスゲーな」から16年…初の“大舞台”目指すMF宇佐美貴史「とにかく出たい」
ゲキサカ / 2018年5月25日 13時18分
今季、アウクスブルクから期限付き移籍でデュッセルドルフに加入したMF宇佐美貴史。出場機会が限られた時期もあったが、シーズン終盤には4試合連続ゴールを記録するなど、28試合8得点の記録を残してチームの1部昇格、2部優勝に大きく貢献した。好調をキープしたままロシアW杯前、国内最終戦となるガーナ戦に臨む日本代表に選出されたアタッカーに胸の内を聞いた。
アウクスブルクに残っていても
W杯への可能性は広げられないと思った
――5月30日に行われるガーナ戦に挑む日本代表メンバーに選出されました。
「身の引き締まる思いです。今まで以上に、さらにここからだなと思っています。所属クラブでの勢いをそのまま代表に持ち込みたいですね。充実したシーズンを過ごせた自信やエネルギーを、代表チームにそのままぶつけることができればと思っています」
――今季はアウクスブルクからブンデス2部のデュッセルドルフに期限付き移籍しましたが、カテゴリーを移すことに葛藤はありませんでしたか?
「ちょっとだけありましたね。多少はやっぱり。サッカー選手は皆、カテゴリーを落とすときはどんなときでも、少しは葛藤があると思います。ただ当時は、自分の中に芽生える葛藤を優先できるような状況ではなかったし、アウクスブルクに残っていてもW杯への可能性は広げられないと思ったので、そんな葛藤はすぐに捨てられて、あっという間に移籍は決断できました」
――初めてのブンデス2部の舞台で、今までとは違う成長を感じることもあったと思います。
「アウクスブルクで1年間やってきたサッカーは本当に守備的で、どちらかと言うと、攻撃的なプレーや自分自身のストロングポイントを押し出していけるサッカーではなかった。守備に走らされ、そこから前に出て行き、前に出て行ったらまた戻っての繰り返しで、ボールなしでシャトルランをしているような状況でした。でも、ブンデス2部でも守備はしっかりやらないといけないのは当然で、そのときに守備で足を引っ張らないだけの基盤ができていたことに気付かされました」
――アウクスブルクで自然と身についていたものが、今季発揮されたということですね。
「具体的な話でいうと、相手のSBが上がってきてもウチのSBに受け渡さない。日本だと受け渡すことが多いから、サイドハーフのポジションはほとんど変わらないけど、SBは絶対に上がってくるし、ウチのSBは相手のサイドハーフを見ないといけないので、絶対に僕がついていかないといけない。相手のパスの出し手の顔が上がったときに、自然とパッと首を振って周囲を確認するとか、裏に蹴られて一発で持っていかれないようにするとか、ドイツでの守備の仕方が自然とできるようになっていた。そこで違いを作られないことができると試合にも使われ出すし、それができてこその攻撃になる。攻撃ができての守備ではなく、まずは守備があっての攻撃という考え方をウチの監督は持っていたので、そこで穴を作らずにやれるようになっていたのは一つ成長したポイントだと思います」
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