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[MOM530]早稲田大MF相馬勇紀(4年)_名古屋内定のアタッカー、真価の1ゴール1アシスト

ゲキサカ / 2018年5月31日 13時30分

名古屋加入が内定したMF相馬勇紀(4年=三菱養和SCユース)

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.30 関東大学L1部第7節 法政大2-5早稲田大 法政大G]

 名古屋グランパスへの来季加入が内定したMF相馬勇紀(4年=三菱養和SCユース)が、その発表直後に挑んだ今節。奇しくもその試合はスカパー!でも生中継され、普段よりも注目度の高いものとなった。

 試合は序盤から法大がペースを握るが、前半41分に相馬が起点となって先制点を生み出す。MF栗島健太(3年=流通経済大柏高)からのスルーパスに反応した相馬は左サイドを突破。マークについた相手DFを置き去りすると、左足でグラウンダーのクロスを放ち、FW武田太一(3年=G大阪ユース)の得点をお膳立てした。

 3-2で迎えた後半29分にはゴールも決める。FW藤沢和也(3年=早稲田実高)がスルーパスを出すと、相馬は相手の最終ラインをダイアゴナルランで突破。相手GKとの1対1も素早くかわし、無人のゴールに流し込んだ。

 試合は5-2で早大が勝利。相馬は1ゴール1アシストを記録し、プロ内定選手として挑んだ試合でも持ち味をしっかりと発揮した。「スカパーさんが生放送するということで、見てくれる方もいるって思っていたので、結果は出したいと密かには思っていました」と“お披露目”を意識していたという相馬。「最初のインパクトが大切だと思うので、特長は出せたし得点シーンも良かったんじゃないかなと思います」と笑顔をみせた。

 自身もプロとして活躍した外池大亮監督は「リリースが出た瞬間から、今までの相馬じゃダメなんだ」と本人に伝えていたという。「大学でもプロの選手として見られる中で、どう向き合うか。もう次のステージに行ったわけだからそういう立ち位置でいてほしい」と発破をかけたが、「でも、1回ボールが来た時にしっかり仕事ができるっていうのがやっぱり成長したなって。今日の得点もダイアゴナルに右から入って、あれは今までなかったシーンなので彼も変わろうとしている。もっとできることをやりたいっていう、そういう景色が見えているんじゃないかな」と教え子の成長に目を細めていた。

 相馬自身も今日の試合で成長を実感している。「足下で受けてからも(マークを)はがせるし、動き出しで受けてもはがせる。今日のアシストも最初足下で受けようとしたんですけど、相手が足下を潰しに来るのが見えたので。うまく逆を取ってワンチャンスをものにできた」と振り返った。今日の試合では左サイドだけでなく、途中から右サイドでもプレーしたが、「どっちで出ても、自分がはがすパターンっていうのが見えてきたのでそこは良かったです」と手応えを掴んでいた。

 プロ内定を勝ち取った相馬だが、まだ残されている大きな目標がある。「まだインカレに出たことなくて、総理大臣杯も2年生のときベスト8で終わっているので、大会で日本一を取りたい」とチームのタイトル獲得を掲げ、個人の目標としては「昨季2部のアシスト記録は塗り替えたので、1部の記録(17アシスト)も塗り替えてアシスト王になりたい」と挙げた。「遠いんですよね…7試合終わってまだ4アシストなので笑。でも2桁はいきたい」。早大の快足アタッカーはプロ内定の気負いを見せず、ひたむきに成長を続けている。

(取材・文 石川祐介)●第92回関東大学L特集

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