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稲見ツインズが決勝点もたらす!プリンス北信越首位の新潟明訓が選手権8強の日本文理撃破:新潟

ゲキサカ / 2018年6月3日 9時16分

 ポストに救われる幸運もあって1点差のまま食らいつた日本文理は終盤へ向けて攻勢をかける。後半20分にはMF古俣眞斗(2年)が右ポスト直撃の右足FK。27分には敵陣でボールを奪うと、後半に存在感を増していた10番MF高橋雄大(3年)のスルーパスからFW齋藤山斗(2年)が決定的な左足シュートを放った。

 終盤へ向けて攻防が激しさを増す中、新潟明訓は28分、カウンターから稲見和のラストパスでFW石塚琉太朗(3年)がGKと1対1に。だが、シュートはGK相澤に止められ、こぼれ球に反応した稲見和のシュートも懸命に戻ったCB大滝史渡(3年)ら日本文理DF陣に阻まれてしまう。

 日本文理はMF松岡純弥(3年)の空中戦の強さや高橋の個人技、MF本間未来斗主将(3年)の左足シュートなどを活かし、1点をもぎ取りに行く。だが、左SB小澤将秀主将(3年)が「みんなで声掛けながら守ったり、攻めたりできた。ベンチのメンバーも含めて全員でやれたと思います」という新潟明訓は終盤にピンチを迎えながらも全員で凌ぎ切って1-0で勝利。強豪対決を突破した。

 進学校でもある新潟明訓は練習時間が限られているが、その中で勉強する時間を確保しながら、サッカーと学業との両立を実行中。田中監督は「妥協は勉強でもさせない。(自分で日常生活を)マネジメントできるような人間ができれば」と期待する。日常をセルフコントロールできるようになれば、サッカーでもより状況を考えながら試合を進めることができるはず。小澤は「(日常から)頭を使うとかサッカーも似ている。TPO(場所、時間、場合)をわきまえながら、やるべきことを考えながらやっています」と活かせている部分について語っていた。この日は相手の一瞬の隙を突く形で先制し、耐える時間も集中。日常で身につけている部分も発揮して勝利した。

 田中監督が「3年生が逞しくなってくれている」と評価する世代。先発に中体連出身の選手も4人食い込んでいる新潟明訓が「チーム一丸となって、明訓に携わってくれている方々やOBの思いを背負いながらみんなで優勝を目指します」(小澤)という思いもぶつけて決勝を戦い、全国切符を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018

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