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苦しくても前を向く。「生粋のリーダー」長谷部誠

ゲキサカ / 2018年6月9日 12時0分

ピッチの内外で潤滑油となる長谷部誠

 敗戦を決定づけるゴールを、目の前で見せつけられた。1点を追う後半37分、スイス代表FWハリス・セフェロビッチのシュートが日本のゴールネットを揺らす。セフェロビッチを止めようと必死に体を寄せて尻もちをついても、日本代表MF長谷部誠は決して下を向くことはなかった。

 「一番欲しかったのは結果でした。結果が出ることによってチームに自信がつく。そういう意味で今日の敗戦は痛いものになった。ここ最近は勝負強さの部分でやられてしまっている。(やろうとしていることを)続けていくしかない」

 是が非でも勝利がほしかった。スイス戦を迎えるまで、日本代表は昨年12月に中国代表に勝って以来、4試合勝てていなかった。半年近く勝利から遠ざかる異常事態。しかも、指揮官が約2ケ月前に西野朗監督にかわったばかり。西野ジャパンが本格的に始動してまだ実質1ヶ月も経過しておらず、本番が目前に迫っていても、戦術面の手探りが続く。勝利こそが、日本代表を浮上させるカンフル剤になると長谷部は信じていた。

 そんな長谷部の気迫は、試合開始直後からほとばしっていた。前半12分すぎにパスを受けた瞬間に、相手選手の強烈なプレッシャーを受け、右足首を痛めて一瞬、足を引きづった。それでも同24分過ぎには、その右足で果敢にミドルシュートを放つ。さらに3分後には、中盤でDF酒井高徳が体を張って相手から奪ったボールを受け、縦に走ったMF宇佐美貴史の姿を見逃さす、ダイレクトに縦パスを送ってチャンスを生み出した。

 5月末に日本代表23人に選出された後、長谷部は自らの公式サイトでこう明かしている。
「いま現在の日本代表チームの置かれている状況が厳しい事は承知しています。しかし、この状況を打破することが出来るチームだと確信しています」

 長谷部自身は昨年3月に手術した右ひざの不安を今も抱えるが、そんな様子は周囲に決して見せない。主将として3度目のW杯を迎える経験でチームに安心感を与え、自信さえ取り戻せば、光は再び差し込む。そう信じる長谷部は、今日も背中でチームを引っ張る。
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